■はじめに
今回のプチ移住(10日程度の短期滞在)は、青森県弘前市である。青森県は面積も広く津軽半島や下北半島もあるため(いずれもアクセスが大変)、今回は西側(津軽地方)だけを中心に回り、中央部(青森市付近)や東側(下北半島や八戸方面)は今後の機会に取っておくことにした。八戸辺りに滞在して、朝市などを含めて観光したいと思う。
往復の移動については、JAL便で安く押さえることができたため、空路である。現地では、津軽フリーパスや五能線フリーパスを使って移動するが、1日間についてはレンタカーを借りることにした(十和田湖方面に行きたいため)。
1日目は移動日(ただし早朝に移動したため、到着後は弘前市内観光)、2日目は岳温泉や碇ヶ関方面への観光、3日目は黒石方面への観光である。
■2026.6.7
上述した通り、往復とも飛行機での移動である(新幹線より安いため)。いつもは昼頃の便にしているが、今日は値段優先で早朝の便である。平日であると空港への列車が朝から混んでしまうが、今日は日曜であるため空いていた。
羽田へ向かい、7時25分発の青森行に乗り込んだ。

@沖止め
青森空港には、8時40分頃に到着した。
今回の滞在地は弘前であるため、弘前方面に行く連絡バスに乗ることとなる。乗客は、私を含めても数人だけであった(多くの人は、青森駅方面へのバスに乗るため)。

@連絡バス
9時00分、青森空港を出発した。そのまま乗り続ければ弘前に到着するが、手前の浪岡で下車した。というのも、弘前まで乗ると1,600円もしてしまうのである(浪岡であれば800円)。浪岡から弘前までJRで移動すれば253円であるため、急ぐ旅でもないから、乗り継ぐことにした。
JR浪岡駅は、バス停からはしばし歩いた場所にある。

@浪岡駅と岩木山(左手に見えている)
浪岡駅には観光センターが併設されており、ここで休憩できる(椅子や机があり、テレビも見られる)ため、JRの列車が来るまでの1時間は暇にはならない。建物内には樹木がそのまま残されており、それがとても印象的である。

@駅舎内
日曜朝のテレビを見ながらしばし滞在して、10時19分発の各駅停車で弘前に向かった。弘前駅から20分少し歩いて予約済みの安ホテルに向かい、取り急ぎ荷物だけを預けた。
さて、市内観光である。まずは、旧東奥義塾外人教師館へ向かった。無料で入れるし、庭には多くのミニチュア建物がある。

@教師館
その後は隣接する山車展示館や旧弘前市立図書館を見てから(いずれも無料)、禅林街へ向かった。ここは33もの寺院が建ち並ぶ場所であり、弘前には何度も来たことがあるが、ここに来たのは初めてである。

@長勝寺山門
参拝した後は近くにあった戦没者の忠霊塔を見たりしてから、いったん中心部に戻って観光館でしばし休憩。そして次に向かったのは、弘前城である。
ただし、弘前城は現在改装中(天守は曳家で移動中)であるため、有料ゾーンには入らず、外から見るだけで済ませてしまった。

@改装が終わったらまた来ます
その後は城の北側にある重要伝統的建造物群保存地区を歩いてから、食材確保のためスーパーに向かった。
今日は特別日ということで、2,000円ごとに抽選が1回できるという。いつもはそんな額は買わないが、今日は滞在中用の酒を大量に買ったため、支払額は4,000円を超えている。ということで、2回抽選できる。

@いざ
しかし、この手のくじ運は無いため、ポケットティッシュ2つをもらってスーパーを後にした。
安ホテルにチェックイン。今回はキッチン付きのホテルが見付けられなかったため、「部屋内に冷蔵庫」「共用レンジ」という最低限の条件をクリアしたホテルである。室内自体は、普通のビジネスホテルである。

@今回の滞在部屋
スーパーで買ったものであるが、つまみ用としては、青森産の鶏肉を使った冷凍焼き鳥、海峡サーモン、青森産ツブ貝である。津軽ホルモンにも惹かれたが、レンジ調理器では炒め物は難しいと思い、このようなラインナップとなった。

@つまみ類
ご飯のお供としては、青森の「こめっこ滋養豚」と、上北農産の焼き肉のたれ、そしてプチ移住では定番となっている地元の卵である。レンジ調理器では繊細な炒め物は難しいが、「ただ焼くだけ」であれば可能であるため、豚肉は適当に焼いて頂くことにする。

@その他
荷物を整理したが、まだ16時過ぎであるため、再度散策に出掛けた。ホテルの近くには廃墟のような大きな建物があるが、これは中三デパート跡である。弘前を代表する百貨店であったが、2024年の8月に破綻してしまった。デパートは日本各地で苦戦が続いているが、こういう閉店が続くと、周囲への影響も大きいと思われる。

@廃墟
■2026.6.8
今日と明日については、津軽フリーパスを使うことにしている。津軽地方のJRや弘南鉄道(電車とバス)、さらに津軽鉄道(金木まで)が乗り放題で、たったの2,620円(1日当たり1,310円)である。私のように移動中心の旅であれば、元などはあっという間に取れてしまうだろう。

@範囲図(JR東日本ウェブサイトより)
今日はまず岳温泉方面に行くが、その前に朝食である。私は朝食については食べないのであるが、今回のホテルは朝食が無料で付いてくる。スキップすればいいだけなのであるが、無料と聞くとつい足が向いてしまう。それに、軽く済ませればいいのに、目が卑しいからつい取り過ぎてしまった。

@多過ぎ
朝食を終えてから、ホテルにほど近いバス停に向かった。しばらくして7時19分発の岳温泉行がやって来たが、車内は通勤通学客でほぼ満席であった。

@バス旅(手振れ写真)
しかし、弘前市内でちらほらと降り、岩木庁舎前でほとんどが下車してしまい、岳温泉まで乗っていたのは私だけであった。
8時11分に岳温泉に到着して、雨の中を歩いてまずはミズバショウ沼へ。温泉街に戻り、足湯に向かったが、この雨では入ることもできない。

@無念
隣接する「お山の駅」も閉まっていたため、仕方なくバス停の裏手にあった建物(雨がしのげる)で時間を潰すことにした。
10時25分発のバスに乗って弘前市内に戻り、本町バス停で下車。しばし歩いて辿り着くのが、弘南鉄道の中央弘前駅である。

@味わいあり
弘南鉄道大鰐線は、2028年3月末限りで休止(事実上の廃止)となることが、2024年の秋に決定してしまっている。なぜ3年以上も前に発表したのかというと、学生への配慮があるという(2025年春に入学しても、卒業まで電車通学ができる)。駅では、すでに廃止へのカウントダウンが行われていた。

@あと2年弱
改札を通り、11時30分発の大鰐行に乗り込んだ。定刻に出発したが、多くは無いものの、短距離の利用客があって各駅での乗降も比較的多い。JRのローカル線の方がよっぽど閑散としているが、黒字路線やその他の事業(不動産など)で補填できるJRとは違って、地方私鉄はシビアなのであろう。
今日の目的は、大鰐線での初途中下車である。11時53分に到着した石川で下車した。

@初途中下車
まずは駅から15分ほど歩いて、道の駅に向かった。何かないかと探していると、長もやしを発見した。大鰐温泉もやしとしても有名であるが、40センチくらいもある長いもやしである。実はこの後に大鰐温泉に行くのでそこで探そうと思っていたのであるが、ここで入手できるのであれば幸いである。ということで、お土産用の焼き肉のたれ(テレビで見たことがある)と共に購入した。

@長い
駅に戻り、12時53分発の列車に乗り込んで、大鰐へ移動した。
ここで、隣接するJRの大鰐温泉駅から各駅停車に乗り換えることにしている。駅前に足湯があったので、そこでしばし休憩である。

@大きい鰐(大鰐だけあって)
13時41分発の列車に乗り、碇ヶ関には13時50分に到着した。津軽フリーパスで移動できる範囲は、ここまでである。
碇ヶ関はその名の通り、関所があった場所である。無料で見られる関所資料館などを、適当にあれこれと見学した。

@関所跡
道の駅に寄って、後は路線バスで弘前に戻るだけ…と思ってスマホを起動させようとしたら、なんとブラックアウトである(動かない)。再起動も何もできないため、これは急いでショップに行くしかない。
その手の店があるのは当然弘前であるため、弘前にすぐ戻らなければならない。スマホがないと津軽フリーパスも提示できないから、バスでの移動は非効率である。
ということで、JR駅に戻って切符を購入した。

@予想外
JRで弘前に移動して、循環バスに乗り継いで「さくら野百貨店」に行き、スマホ修理の店に行ったが、即日対応は無理とのことである。ということで、格安スマホ(SIMフリー)であることを活かして、すぐ近くにあった家電量販店に行って新しいスマホを購入した。予想外の出費であるが、スマホが無いと移動も生活もできないから、仕方がない。
せっかくさくら野に来たので、スーパーに寄ってみると、青森の刺身が半額になっていたので自棄買いである。

@青森産
ひたすら歩いてホテルに戻り、スマホのセットアップをしながら夕食である。長もやしはレンジ調理器で温めてみたが、シャキシャキというよりはジャッキジャキというくらいの食感であった。
■2026.6.9
昨晩のうちにスマホをセットアップして、朝早起きして各種設定(パスワードなど)を覚え直させた。津軽フリーパスも、無事に表示されるようになった。

@これで使える
パスが使えるため、ホテル最寄りバス停から路線バスに乗って弘前駅に向かった。今日はまず、弘南鉄道弘南線への乗車からである。まだ7時台ということもあり、通学の高校生でそれなりに賑わっていた。

@こちらは生き残る
7時38分、弘前を出発した。学校名が付く駅がいくつかあるが、意外にも終着の黒石まで乗る高校生が多かった。
黒石には8時13分に到着した。ここで、虹の湖公園行のバスに乗り換えることとなる。しばらく待っていると、小さいバスがやって来た。

@これに乗る
乗客は私だけの状態で8時25分に出発し、虹の湖公園には9時00分に到着した。最後まで、乗客は私だけであった。
目の前にあった道の駅でスタンプを押してから、ダムの方に向かって歩き出した。というのも、次のバスは13時まで無いからである。熊でも出たら厭であるが、車通りが激しいから大丈夫であろう。

@道端にこんなのもあり
トンネル手前で側道(旧道)に入り(こちらは少し熊が出そうな雰囲気)、バス停から40分ほど歩いてダム資料館に到着した。ダムカードを頂き、館内を見学してから再度40分ほど歩いて、辿り着いたのが津軽こけし館と伝承工芸館である。だいぶ前に訪問したことがあるが、再訪である。

@こけし館
見学後は伝承工芸館の休憩スペースで時間調整をしてから、11時07分のバスに乗り込んだ。乗客は、またしても私1人だけである。
しばし乗車して、りんご研究所前バス停で下車した。目的は、目の前にあるりんご史料館の見学である。
本部に行って記帳をして、資料館の鍵を開けてもらった。ジブリの映画に出てきそうな、植物に覆われた建物である。

@鬱蒼としている
青森りんごの歴史について学んでから、史料館を後にした。バスの本数が少ないため、40分ほど歩いて湖方面に戻り、JAの直売所へ。特にこれといったものは買わずに、山形保育所前バス停に向かい、やってきたバスに乗り込んだ。やっと、私以外に1人のおばあさんが乗客として乗っていた。
しばし乗車して、下温湯バス停で下車。久々に、温湯温泉の街を散策である。

@古い旅館
バス停に戻り、やって来た小さいバスに乗り込んだ。乗客は、また「私だけ」に戻ってしまった。
誰も乗って来ないまま、黒石駅までは行かずに、黒石の街中で下車した。目的は、久々に「こみせ通り」を歩くためである。

@こみせ通り
駅まで歩き、しばし時間調整をしてから14時40分発の列車に乗り込んだ。ここでの目的は、弘南線での初途中下車である。
定刻に出発して、14時47分に到着した田んぼアート駅で下車した。田んぼアートで有名な駅であるが、これが見頃になるのは夏以降秋までである。今は展望台にも入れないため、鉄道の遊具を撮影して、道の駅にある直売所を見るだけで終わった。

@鉄道ネタ?
駅に戻って15時47分発の電車に乗り、弘前に戻って来た。
最後の目的地は、虹のマート(市場)である。弘前に来ると、ここの中にある総菜屋で「いがめんち」を買うのが常なのである。
その店に行ってみたが、なんとほとんどの品が売り切れであった(残っていたのは豚角煮とおにぎりだけ)。仕方なく、別の店舗で青森産のヒラメと海峡サーモンの刺身を買うことにした。
しかし、完全に「いがめんち」の口になっていたため、隣接する大型スーパーで「いかめんち」を買うことにした。

@代替品
パスがあるため、循環バスに乗ってホテルまで戻って、今日は終了である。


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