■はじめに
今回は、2つのアルコール提供系の観光列車に乗車する。
1つ目は、東武鉄道の「地酒列車ささら号」である。パンフレットにある正式名称は「地酒列車ささら号で行くとちぎ美酒街道」であり、特製弁当と3社6種の日本酒が提供され、各種ノベリティが付いて9,800円也。東武鉄道の観光列車については、このシリーズの74回目に「COEDOビール列車」に乗車しているが、その際は東上線であり、伊勢崎線・日光線・宇都宮線では初めてである。
2つ目は、北陸鉄道の「ビール電車」である。実はこの日は弘南鉄道の「ビール列車」に乗るつもりで予約決済していたが、催行最小人数に達せず、7月に入ってからキャンセルの連絡が来てしまった。そこで代替となるものがないかどうか探してみると、偶然にも同じ日に開催される北陸鉄道のビール電車の情報を探し当てたのであった。
缶ビール4本と弁当が提供され、5,500円也。電話で予約をするとしばらくして資料が郵送されてきたので、事前に振り込みをしておいた。
■2026.7.11
地酒列車は東武浅草発12時20分であるため、比較的余裕がある。家にいても仕様がないため、少し早めに家を出て、JRと地下鉄を乗り継いで11時前に浅草に着いた。久々に浅草寺の方に行ってみたが、インバウンド客で大混雑であった。

@よってこんな写真で
受付は11時30分からということで、駅に戻った。受付で手渡されたのは、名札、お菓子(煎餅とポテチ)、つまみ(新生姜とサラミ)、ノベリティ(キーホルダー・メモ帳・ペン・竹でできた御猪口)などである。

@定期券購入用の机を借りて撮影
受付では「3番線に12時10分」と言われていたので、3番線ホームの端で待っていると、12時06分頃に今回の旅で使用される「スカイツリートレイン」が入線してきた。

@スカイツリートレイン
早速、車内へ。この車両は臨時列車や団体列車で使用されるものであり、座席のレイアウトは各号車ごとに異なっている。私が乗車した2号車は、窓側を向いた2人席と、独立した1人席というレイアウトであり、お一人様である私は当然1人用の席であった。

@こういうレイアウト
定刻の12時20分、浅草を出発した。まだ酒は提供されていないが、最初にウェットティッシュと弁当が配布された。弁当は栃木産の食材(豚肉や卵など)をふんだんに使ったものであり、地元グルメ(イモフライや餃子)も当然入っていた。

@弁当
今日は、3つの酒蔵がそれぞれ2種類の日本酒を提供するという。各号車によって順番は異なるが、2号車はまず宇都宮酒造からであった。提供されたのは、四季桜特別純米酒「夏」と、四季桜純米大吟醸「夢ささら」である。プラスチックのコップではなくて、せっかくであるから竹のお猪口で呑むことにした。

@ラベルを撮影
弁当などをアテにして、日本酒を頂き続けた(お代わりも可能)。東武伊勢崎線には複々線の区間もあるため、定期列車が並走する区間もある。あちら(普通の乗客)は、こちら(酒で一献中)を物珍しそうに眺めてくる。

@昼から呑む
続いての酒蔵は、井上清吉商店である。提供されたのは、澤姫桃色純米にごりざけと、澤姫吟醸酒真・地酒宣言である。前者についてはアルコールが8.5%と低く、食前酒的に軽く飲めるものであった。

@にごりざけ
最後の酒蔵は、北関酒造である。提供されたのは、北冠蔵の街大吟醸と、北冠蔵の街純米吟醸である。日光線の景色を見ながら、それらを頂き続けた。

@大吟醸
列車は、東武宇都宮線に入って行った。私は小学6年生から中高と宇都宮に住んでいたため、懐かしい景色である。
すっかり酔っ払い状態で、15時07分に東武宇都宮に到着した。これで、地酒列車は終了である。

@宇都宮に到着
この列車の到着に合わせるかのように、今日は15時から近くのオリオンスクエアで「とちぎ地元の酒で乾杯フェスタ2026」が行われている。宇都宮に泊まるのであれば、ここで追加分を頂いてホテルに直行となるが、今日はこれから3時間弱掛けて帰らなければならないため、会場の様子を少し見るだけである。

@乾杯フェスタ
■2026.7.16
今日は「北海道・東日本パス」を使って直江津まで移動するだけの日である。
9時前に家を出て最寄り駅からJRを乗り継いで、水上までやって来た。ここで長岡行に乗り換えるが、いつもは階段を上がって別のホームに行くのが常である。しかしアナウンスがあり、今日は先ほど到着したホームから出発するという。いつものホームには、GVに牽引された12系客車が「試運転」表示で入線していた。

@「GVぐんま」の試運転仕様
13時30分に水上を出発し、清水トンネルを抜けて行った。越後湯沢も過ぎて、14時37分に到着した十日町で下車した。
北海道・東日本パスは、JR北海道とJR東日本だけでなく、いくつかの第三セクターにも乗車できる切符であり、北越急行(ほくほく線)もその対象である。

@ほくほく線
14時50分、十日町を出発した。超高速でトンネルを快走して、直江津には16時02分に到着した。スーパーで安食材を買い、駅から徒歩2お0分くらいの場所にある簡易宿に投宿した。
■2026.7.17
直江津から先は北海道・東日本パスが使えないため、越中宮崎までは切符を買い、そこから先は「北陸3県2dayパス」(2日間有効で2,800円)を使っての移動となる。

@組み合わせ
ビール電車の出発まで時間があるため、フリー切符を活用して沿線の鉄道車両を見て回ることにしている。
8時09分、満員の学生を乗せて1両編成の電車が直江津を出発した。右手に親不知などの海を見ながら走り、泊と富山と金沢で乗り換えて、小松には12時34分に到着した。駅から数分歩いた場所に展示されているのが、489系のボンネット型特急車両である。

@489系
これについては以前にも複数回訪問済みであったが、次は新ネタである。
駅に戻って金沢方面の列車に乗り、能美根上で下車した。駅のすぐ前に展示されているのが、北陸鉄道のモハ3761である。この車両は別の場所にあったものだが、この春に駅前に移転されたものである。車両内は、無料休憩所と無人売店になっていた。

@モハ3761
駅に戻って金沢方面の列車に乗り、松任で下車。駅のすぐ近くに展示されているのが、SLのD51である。これについては、説明は不要であろう。

@D51
スーパーに行って車内に持ち込むツマミや追加の酒を買い、駅に戻って金沢方面の列車に乗り、西金沢で下車した。
ビール電車は野町発着であるため、野町駅近くのホテルを予約してある。よって、JR西金沢の目の前にある北陸鉄道の新西金沢から野町に向かうことにしている。なおその区間であるが、ビール電車利用客は無料で乗ることができるようになっている。

@これを使う
野町まで移動して、駅から数分の場所にあるホテルにチェックイン。しばし休んでから、受付を17時30分までに済ませる必要があるため、野町駅に戻った。
受付で名前を告げて、参加者を示すシールと席案内をもらった。その際に受付リストを少し見てしまったが、参加者48名のうち47名は住所の冒頭が「石川県」であり、つまり余所者は私だけであった。

@一式
17時32分発の定期列車が出発し、17時40分頃にビール電車が入線してきた。改札が開いて、早速自席へ。席上には、弁当と1本目のビール(一番搾り)、2~4本目の引換券、お茶、席札(抽選の引換券を兼ねる)が置いてあった。

@自席
定刻の17時50分、野町を出発した。後はひたすら呑むだけであるが、なかなか揺れが激しい。コップだと逆に飲み辛いため、缶から直接飲むことにした。
弁当であるが、普通の食材が中心ではあるものの、金沢らしい笹寿司などが入っている。

@特製弁当
ビールの2本目以降は、引換券を利用することになる。それら(2本目以降)であるが、車両中央にある大きな箱に氷水と一緒に保冷されていた。しかし、列車の揺れが激しいため、途中からこの水がばしゃばしゃと床にこぼれる始末であった。

@停車中は平穏
ということで、ひたすらビールを頂くだけである。車内はほとんど地元民で複数人での参加であり、お一人様は私だけである。気分的には、目の前にいる今田美桜さんと呑んでいるような感覚である。

@その後のビール
18時19分に鶴来に到着し、ここで29分の休憩となるが、その前に列車は1番線から2番線に移動しなければならない。鶴来から先(加賀一の宮まで)は2009年に廃線となっているが、現在は引込線となっているその区間を乗るのは久々であった。

@下車してから撮影
トイレを済ませてからは、撮影大会である(始発の野町はホームが短くて、撮影がほとんどできなかったため)。

@やっと撮影
18時48分、鶴来を出発した。参加者として乗っていた社長の挨拶があり、その後は抽選会である。結構な数が当たったが、中にはペンとメモのような廉価なものもあったものの、私はタンブラーが当たってしまった。これは、なかなか良い品であろう。

@当選
追加のアルコールもすべて飲み、持参してきたパンなどを平らげ、列車は19時17分に野町に戻ってきた。改札で参加記念品を頂いて、ビール電車は終了である。

@記念品


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