■はじめに
今回のプチ移住(10日間程度の短期滞在型旅行)は、福岡県の福岡市である。福岡県はそれほど大きい県ではないため、2日くらいは佐賀県も訪問することにした(佐賀県のうち訪問し難い西部については、長崎でプチ移住する際に含めることにしたい)。
滞在中の移動手段については、12,000円の「旅名人の九州満喫きっぷ」(3日間有効であり、JR以外にも各種私鉄も乗車できる)と、10,000円の「SUNQパス北部九州版」(3日間有効)を組み合わせることにした。
1日目は移動日、2日目は大牟田方面への観光、3日目はトヨタの工場見学等である。
■2026.4.14
食事付き観光列車の旅を終えた翌朝となるが、仙台から新幹線で移動していったん自宅に戻り、荷物を準備してから羽田空港に向かった。13時30分発の便で、福岡空港へ飛んだ。
今回の宿の最寄駅は西鉄の桜並木であり、JRであれば南福岡となる。あれこれ調べてみると、福岡空港から直接アクセスできる路線バスがあったので、それに乗ることにした。

@路線バス
何度使ったか分からない福岡空港であるが、国内線ターミナルから路線バスで移動したのは初めてかもしれない。
大雨の中を移動して、桜並木駅バス停で降りて、予約済のホテルに向かった。ウィークリータイプであり、もちろんキッチン完備である。

@自炊可能
荷物を整理してから、スーパーへ向かった。福岡産のアジがあったので塩焼き用に確保して、また筑前ハムなるものが半額になったのでつまみ用として、そして福岡県であるから定番の品として明太子を買ってみることにした。

@色々
さて、明太子などを美味しく食べるとなれば、白ご飯が重要である。このプチ移住を始めてから持参物は適宜改定しているが(レンジ調理器など)、今回初めて導入したのが、1合まで炊けるミニ炊飯器である。これまではレンジ調理器で作っていたが、正直あまり味が良くなかった。そこで、今回新たにこれを導入することにしたものである。

@炊飯器
■2026.4.15
上述した通り今回は2種類の切符を使うが、今日は鉄道旅である。JRの南福岡駅にて、九州満喫きっぷを購入した。「みどりの窓口」はまだ開いていないが、自動券売機で購入可能である。

@フリータイプ
今日は西鉄での移動がメインとなるが、この切符はJRの駅でしか購入できない。購入のついでに、まずはJRで移動することにした。
7時05分発の列車に乗り、久留米まで移動した。大雨の中、久々に久留米市内を散策して西鉄の久留米駅に向かった。

@古い商店街を通る
西鉄久留米駅に到着した時点で8時25分であり、想定していた8時23分発はもう行ってしまった…と思っていたら、遅延が発生していたようで、無事に乗ることができた。同駅を8時30分に出発。
柳川の1つ手前の矢加部で降りて、15分ほど歩いて辿り着いたのが筑後柳河(「柳川」ではない)駅跡である。

@国鉄の駅跡
佐賀線は国鉄末期の1987年に廃止されているが、駅の名残を残すものは何も残っていない。この駅名標と、歴史を説明する案内板だけである。
せっかく柳川に久々に来たので、水路のある街並みをしばし散策である。観光案内所にある物産館ではバカでかい紋甲イカが売っているが、買って持ち歩く訳にもいかないから見るだけである。

@観光案内所にて
西鉄柳川駅に向かい、ホームに入った。10時20分の特急に乗るつもりであったが、まだ遅延が続いているようで、9時50分発予定の列車が10時10分にやって来た。
それに乗って、大牟田まで移動してきた。駅前に鎮座しているのは、喫茶スペースとして再利用されている市電である。

@市電
大牟田には世界遺産に指定された遺構もあるため、歩いて三池炭鉱の宮原坑へと向かった。そしてその手前で見えてくるのが、三池炭鉱の専用鉄道敷跡である。レールはすべて撤去されているが、コンクリート枕木のしっかりとした路盤である。

@路盤跡
路盤跡の上を歩いて行くと、宮原抗が見えてきた。レンガ造りの古い建物であり、すぐ横には坑口のタワーが見えている。

@宮原抗
建屋に入って巻上機などを見ていると、人の気配に気づいた年配のボランティアの方が入ってきて、あれこれと説明をしてくれた(通常の入口から入ればその場で気付くらしいが、私は線路上を歩いて敷地の後ろから来たので、気付くのに遅れたらしい)。

@石炭や人間は、これに乗って坑内に入って行く
説明してくれたことのお礼を言ってから、元来た道を40分くらい掛けて駅に戻って行った。
JR駅のすぐ横に観光案内所があるので、そこに入ってみた。すると、地元の高校生が発案したという商品があったので、こういうのは応援したくなる気分になってしまうため、つい1つ買ってしまった。お土産用である。

@地元の品を使ったとのこと
西鉄柳川駅に向かい、12時22分発の特急に乗り、西鉄久留米で各駅停車に乗り換えて、宮の陣までやって来た。ここから西鉄甘木線に乗り換えて、甘木に向かうことにしている。

@甘木線
13時50分、甘木に到着した。そこから歩いて数分の場所にあるのが、甘木鉄道の方の甘木駅である。元は国鉄甘木線であり、分割民営化によって第三セクターとして運行を開始したものである。駅には「40周年」という横断幕があるが、国鉄分割民営化からもう40年かと思うと、感慨一入である。

@もう40年
14時16分、甘木を出発した。甘木鉄道には何回か乗ったことがあるが、今日は初めての途中下車+観光である。
14時23分に到着した太刀洗(たちあらい)で下車して、すぐ近くにある平和祈念館に向かった。ここには、海外から引き揚げてきたゼロ戦などが展示されている。

@ゼロ戦
展示されている資料は、特攻関係が多い。この手の資料は見るに忍びないためあまり読みたくないのだが、しかし、平和な現在の恩恵をしみじみと感じさせるものでもある。
あれこれ展示を見終えてから、隣にスーパーがあったので入ってみた。地の卵と、半額になっていた福岡産の豚肉をゲット。

@夕食用
駅に戻り、15時31分発の列車に乗って小郡で降りて、少し歩いて西鉄小郡駅から列車に乗って、西鉄二日市までやって来た。ホテルに戻るにはまだ早いため、太宰府に行くためである(福岡に滞在して、太宰府に行かない手はないであろう)。
うまい具合に、観光列車「旅人」に当たった。

@旅人
16時33分に西鉄二日市を出発して、太宰府には16時39分に到着した。
太宰府には何回か来たことがあるため、お気軽な再訪と思っていたが、近付いてみると見慣れない「森」が見えてきた。調べてみるとどうやら仮殿ということで、3年限定ということであった。来月くらいまでの限定ということで、これは奇遇である。

@森
参拝を終えてからは駅に戻り、17時01分発の列車に乗車。西鉄二日市で天神行の各駅停車に乗り換えて、桜並木で下車して今日は終了である。
■2026.4.16
今日は、午後にトヨタの工場見学の予約を入れてある(トヨタと言えば愛知県であるが、実は福岡にも工場がある)。フリー切符を活用できる旅程が組めないため、個別の切符等での移動となる。
午前中が暇になってしまうためあれこれ考えて、まずは博多南駅に行くことにした。ホテルからは、歩いて1時間くらいである。

@切符を購入
この路線は新幹線の車両基地までを在来線として利用できるものであり、博多までの特急券はたったの130円である。
なお、私が「JR完乗」をしたのはこの駅である。稚内や枕崎などであれば感慨深かったのであろうが、完乗というものに拘りが無かったため、ガーラ湯沢と博多南が最後に残ってしまったのである。
ホーム上は、通勤客で大混雑であった。入線してきたのは、漫画「ワンピース」のラッピング車両であった。

@ラッピング車両
通路に人が立つほどの混雑となり、定刻の8時21分に博多南を出発した。
すぐに博多に到着して、在来線に乗り換えた。箱崎で降りて、まずは筥崎宮の参拝である。

@晴れてきた
参拝を終えてからは、そのまま30分ほど北へと歩き続けた。辿り着いたのは貝塚公園であり、ここに展示されている寝台急行「かいもん」の車両を見るためである。20系車両のブルートレインであるが、私は小学校高学年の頃に宇都宮市に住んでいたことがあり、この車両を見ると早朝に駅まで写真を撮りに行った寝台急行「津軽」を思い出す。

@20系
内部は幅52センチの三段ベッドであり、今見れば刑務所のようであるが、当時は「走るホテル」ともてはやされたものである。

@今となってはエモい?
見学後はまたまた歩き続けて、福岡から直方まで行くバスが通るバス停に向かい始めた。踏切を渡って目に入って来たのが、建設中の駅である。ここは「JR貝塚」として来年に開業予定であるが、地下鉄と西鉄の貝塚駅のすぐ近くにあるから、乗客の奪い合いになるのであろうか。

@建設中
30分ほど歩き続けて、多の津バス停に辿り着いた。バスが来るまで時間があるためグーグルマップに調べさせると、近くに「多々良浜古戦場の碑」というのがあるというので、そこに行ってみた。

@碑
足利尊氏が勝利して室町幕府成立の契機となった場所ということであり、歴史好きにとっては思うところがあるのかもしれないが、私は歴史に疎いのであまりピンと来なかった。
しばらくして、直方行のJRバスが定刻から6分ほど遅れてやって来た。

@JRバス
バスは住宅街を走り続け、次第に山深くなり、長大なトンネルを抜けて、そして温泉街を過ぎて行った。
トヨタの工場の最寄りバス停(と言ってもそこから40分は歩くが)は筑前芹田であるが、早く着いても仕方がないため、その手前の福丸バス停で下車した。暇つぶしで観光をするためである。と言っても、その目的は「宮若追い出し猫」の写真を撮るだけであるが。

@追い出し猫
その後はひたすら1時間ほど歩いて、トヨタの工場にあるPR館に到着した。
PR館の展示物を見てから受付を済ませて、13時30分からの見学に参加した。工場と言えばブルーワーカーのイメージがあるが、数多のロボットが気持ち悪いくらいに動き回っていて、感心するくらいであった(工場見学中は撮影不可)。

@PR館は撮影可能
見学を終えてからは、また徒歩行脚である。当初は40分掛けて筑前芹田バス停まで歩くつもりであったが、ツアーが予定より早く終わったため(終了時刻の「15時」というのは、工場見学後のPR館自由見学を含めたものであった)、何もない場所で待つのも面倒なので、宮田方面まで1時間ほど歩いて向かった。
途中、「十六羅漢」という標識があったので、そこに寄ってみた。こういう偶然も、面白いものである。

@羅漢
宮田バス停からJRバスに乗り、直方へ。直方からはJRを乗り継いで、南福岡には17時45分頃に到着した。
駅に併設して小さいスーパーがあったので、そこで九州っぽい鶏タタキと、天神ホルモンが割引になっていたので買い求めた。

@九州シリーズ


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