プチ移住第17回・北海道北見市編(7日目~最終日)

プチ移住
卯原内駅跡

■はじめに
 北海道北見市でのプチ移住であるが、7日目網走市内の観光、8日目は女満別と小清水の観光、9日目は移動日であるが北見市内のプチ観光である。

■2026.7.27
 駅に移動して、6時45分発の網走行(2両編成)に乗り込んだ。通勤通学で混むのかと思ったが、意外に空いたままで網走に到着した。
 駅前にあるホテルに行き、「あばしりフリーパス」を購入した。網走市の特定区間(小清水町を含む)が乗り放題で、2日間版で2,200円である。

@フリーパス

 市内散策をしながら、バスターミナルまで移動した(パスは、もちろんターミナルでも買うことができる)。最初に乗るのが、「観光施設めぐり」バスである。1日に4往復しかないが、市内にある観光地(博物館網走監獄やオホーツク流氷館など)を巡るのに便利なバスである。

@観光施設めぐり

 9時05分、バスターミナルを出発した。この時点での乗客は私だけであったが、駅前で10人くらい増えた。
 有名観光施設は天都山にあり、バスは坂道を上がって行った。乗客のほとんどは網走監獄などで降りてしまい、終着の「はな・てんと」まで乗っていたのは私だけであった。

@綺麗なのに

 誰もいないお花畑を、しばし散策した。観光客が来ないのが不思議であるが、もし網走に来るのが初めてであれば、網走監獄などに行くのが当然であろう。
 花を見た後は、天都山の展望所に向かって歩き始めた。結果として、展望所からの眺望よりも、途中の道端から見た網走湖と能取湖の方が印象的であった。

@湖

 オホーツク流氷館バス停からバスに乗り、市営住宅前バス停で降りて、しばし歩いて辿り着いたのが、大曲公園である。ここからサイクリングロードが始まっているが、これが湧網線の跡地である。

@廃線跡

 湧網線が1987年に廃止になった後、当然のように代替バスが走るようになったが、そのバスも2010年に廃止になってしまった。「代替バスすら無くなる」というのは、当時はかなりのインパクトであった記憶がある。

@橋脚を利用したサイクリングロード

 廃線跡を見た後は、網走刑務所に行って正門の撮影をしたり、網走川を散策したり、スーパーで夜食材の下見をしながら、バスターミナルに戻った。
 続いて乗るのが、13時30分発の常呂行である。湧網線を通しで走る代替バスは廃止になってしまったが、常呂まではなんとか路線バスで辿ることができる。

@生き残り

 バスに乗り込み、定刻に出発した。駅前で乗客が増えたが、それでも4人くらいである。
 13時54分、サンゴ草入口バス停で下車した。目的地である網走市鉄道記念館はあと1つ先のバス停にあるが、あばしりフリーパスの範囲がサンゴ草入口までなのである。
 数百メートル歩いて、卯原内駅跡に辿り着いた。敷地には、SLと旧型客車が係留されている。

@旧型客車

 車両のすぐ横に喫茶店があり、その2階が鉄道記念館となっている。喫茶店の店主にお願いして、鍵を開けてもらった。
 記念館には、湧網線以外にも道内に関連する物品が多数展示されていた。こういうのが保存されて、無料で公開されているのが有難い。

@記念館

 展示物を見終えてから、サイクリングロードを歩いてサンゴ草入口バス停に戻った。
 バスが来るまで時間があるため、せっかくであるからサンゴ草の群生地まで行ってみた。季節ではないので赤紫に色付いてはいないが、緑でも充分に綺麗であった。

@能取湖

 バスが来るまでまだまだ時間があったため、廃線跡をさらに歩いてミンク場跡地バス停まで移動することにした。
 廃線からもう39年も経過しているため、木々が鬱蒼と茂っている。レールなども無いから、鉄道の残り香は感じられなかった。

@森のよう

 上記バス停から15時04分発のバスに乗って網走市内に戻った。
 さて、残りのミッションは夕食材の確保である。昼に下見をしたスーパーに行って、いつの間にか割引になっていた網走産のナメタガレイなどを購入した。

@地物

 駅に移動して16時13分発の各駅停車に乗り、北見に戻った。

■2026.7.28
 今朝は朝から快晴である。昼時などに晴れることはあったが(昨日の能取湖のように)、朝から快晴なのは滞在中初めてである。気温も朝から18度あり、これなら寒くはない。

@北見駅

 7時57分発の網走行に乗り込んだ。今日も「あばしりフリーパス」を使ってのバス旅をするが、その前に女満別で降りてプチ観光をすることにしている。
 8時43分、女満別に到着した。下車したのは私だけである。跨線橋を渡ってしばらく歩くと、網走湖畔に辿り着いた。

@快晴

 女満別の鉄道ネタとしては、駅前に「ぶたぬきつねこ」という車掌車があったのだが(それぞれに豚・狸・狐・猫の柄があった)、もう撤去されてしまっていた。ネットで調べたら、スクラップにはされず移設されたようであった。
 駅から25分くらい歩いて、道の駅に向かった。「大空町」という名にふさわしい、景色である。

@道の駅付近

 歩いて駅に戻った時点で、9時55分頃であった。当初予定では10時49分発の列車で網走に行くつもりであったが、10時00分に旭川行があったので、少し戻って美幌に行くことにした。
 美幌に到着。ここから30分くらい歩いた場所にSLがあるようだが、そこまでの時間はないため、駅前にある車輪を撮るだけである。

@美幌駅

 売店にあった古い駅スタンプを押したりしてから、10時36分発の網走行に乗り込んだ。網走湖などを見ながら走り、網走には11時05分に到着した。
 しばし待合室で時間調整をしてから、駅から少し離れた場所にあるバス乗り場に向かった。12時05分、そのバス停から小清水行に乗り込んだ。

@網走バス

 市街地を抜け、釧網本線に沿いながら走り、12時37分に原生花園バス停で下車した。そして当然のように、原生花園の散策である。
 有名な花があれこれ咲くのは6月頃が中心であり、今はあまり咲いている数が多くなかったが、天気が良いこともあり散策は楽しむことができた。

@原生花園

 折り返しのバスが来るまで1時間以上あるため、インフォメーションセンターにあった掲示物(鉄道関係もあり)を見たり、南方面にある散策路を歩いて馬を見たりして時間を潰した。

@馬

 13時42分発のバスに乗り込み、市街地に戻った。駅前までは行かずに、駒場5丁目で下車。というのも、大型ショッピングセンターがあるため、自分用土産などを買うためである。
 スーパーでジンギスカンのたれなどを買い、バス乗り場へ。市街地へ戻るために乗るのは「お買い物バス」である。

@お買い物バス

 市街地に戻り、網走発16時13分発の列車に乗って北見に戻った。

■2026.7.29
 今日は帰る日であるが、昼過ぎの便であり余裕があるため、出発までに北見駅周辺の鉄道ネタを拾ってから帰ることにしたい。
 まず向かったのは、先日訪問したオホーツク鉄道車両展示場から数百メートルしか離れていない公園である。SLがあるのだが、ここも「SLひろば」と同様に、夏なのに冬仕様のままであった。

@冬のまま

 カバーを外したり付けたりするだけで人件費が掛かるから、節約なのであろうか。
 これでは鉄道ネタにならないため、駅近くにある別の場所に向かった。これは留辺蘂方面に行く際に車中から見付けていたもので、近付いてみると殉職碑であった(立入禁止と書いてあったので、柵の外からズームで撮影)。

@殉職碑

 ホテルに戻り、後は短めのズボンに履き替えて(猛暑の地域に戻るため)、帰るだけである。復路も、密かな「空港最寄駅」である西女満別まではJRを使うことにしている。

 次回のプチ移住は、8月17日から25日まで、大阪府大阪市の予定である。

@9日間お世話になりました

 …という形でホテルにて仕上げてアップロードしてしまったのだが、少しだけ追記である(今は女満別空港)。
 10時07分発の各駅停車に乗っていると、運転手が汽笛を鳴らした。この辺りは野生動物が少ない地域であり、何かと思ったら汽笛の対象は撮り鉄さんであった。何か珍しいものでも走るのかと前を見てみると、端野駅で行き違ったのは北海道出張中のロイヤル・エクスプレスであった。しかも、試運転である。

@そういうことか

【以下もご覧ください】

プチ移住第17回・北海道北見市編(1日目~3日目)

プチ移住第17回・北海道北見市編(4日目~6日目)

コメント