韓国で新線開通区間乗り潰しの旅

鉄旅(海外)
ITXマウム号

■はじめに
 3年ぶりの韓国旅行である。今回は、新たに開通した区間の乗り潰しを中心にした旅である。
 新規開通区間の1つ目は、東海線の盈徳駅から三陟駅までである(2025年1月開業)。三陟以北は観光列車「海列車」で乗車済みであり、盈徳以南も部分開業以降に訪問済みである。
 2つ目は、中部内陸線の忠州駅から聞慶駅までである(2024年11月開業)。中部内陸線はまだ工事が継続中であり、慶北線まで繋がったらまた乗りに来ることになってしまうが(東海線の盈徳までのように)、それはそれで構わないとしよう。
 それ以外の鉄道小ネタとして、釜山にある海雲台ブルーラインパークや旧東莱駅舎なども押さえてくる予定である。
 韓国への往復であるが、飛行機を調べたらえらい高額であった。LCCも考えたが、欠航時の対応が面倒である。そこで「福岡から高速船があったな」と思って調べたら、なんと2024年から欠航となり2025年に正式に廃止になってしまっていた。
 しかし、フェリーなら健在である。ちょうど格安切符が売っていたのでそれを往復で押さえて(復路は夜行便になるため、奮発して寝台を予約)、福岡までの移動は国内LCCを押さえておいた。

■2026.9.29
 始発の列車で成田空港へ移動して、7時00分発の便で福岡空港へ向かった。
 LCCであるため、機内エンターテイメントはもちろん、飲料のサービスもない。することもないため、この旅行記の前書きでも書こうかと思ってPCを取り出したが、なんと稼働しない。富士通のPCは愛用しており(自宅のデスクトップも富士通)、持ち出し用として最軽量のノートを買っているが、2台続けて1年程度でお陀仏である。

@景色を見るしかない

 特に2台目は、買って数か月で即死しており(無料で修理してもらった)、これで2回目の死亡である。ギリギリ保証期間内であるが、もう直しても無理な気がする(外れ個体の可能性あり)。
 福岡空港に到着してからは、時間に余裕があるためカードラウンジに向かった。まずはスマホで、次に買うノートPCの検索である。富士通も考えたが、「3度目の正直」よりも「2度あることは3度ある」が頭をよぎり、少し重いがレノボのノートを「ぽちっ」とした。

@福岡のカードラウンジはビール無料

 検索と購入に時間を要し、ラウンジを後にした。地下鉄で呉服町駅まで移動して、そこから歩いて博多港国際ターミナルに向かった。
 手続き時間については「11時30分」というのがうっすら脳裏にあったが、それは手続きの開始ではなくて終了であることに気付いて、最後の5分くらいは走ってターミナルに向かい、なんとか間に合うことができた。

@福岡港

 「手続きに間に合わない」という最悪の事態は免れて、乗船切符をもらった。これで、一安心である。入国審査を経て、フェリー「ニューかめりあ」に乗り込んだ。

@ニューかめりあ

 往路は一番安い2等室で、バーゲン価格6,000円に諸費用等が追加されて8,400円である。雑魚寝のカーペットであるが、寝具はあるし、昼間の便であるから問題は無い。
 荷物を置いて一段落したが、ここで私は重大なミスを思い出してしまった。それとは、予約していたWi-Fiを受領し忘れたのである。もちろんWi-Fi借用のことは覚えており、呉服町駅から歩いて来る途中にスマホで受領用QRコードの確認もしていたのであるが、最後に走ったことでつい忘れてしまったのである。

@船内の様子

 結果論として、韓国内では鉄道車内や駅で無料のWi-Fiが多数あって困らなかったし、5日間でたったの1,700円であったから懐には響かなかったが、この時点ではかなり愕然としてしまった。国内フェリーなら「ちょっと戻って」とできるが、今回は出国審査を経ているからどうにもならなかった。
 出航の定刻は12時30分であるが、12時15分には動き始めた。しばし、船旅である。

@福岡が離れていく

 船内にはWi-Fiは無いし、これといった娯楽もない。福岡が見えなくなり、船内の探索も終えたら、部屋で横になるだけである。
 しかししばらくすると、スマホが使えるようになった。何のことは無い、対馬が近づいて圏内になったのであった。
 その範囲からも外れると、しばらく海だけである。そして17時を過ぎると、釜山が見えてきた。

@釜山

 18時25分頃に着岸して、18時45分に下船が始まった。入国審査が行われる建屋まではかなり距離があるが、「動く歩道」も整備されているから問題はない。
 韓国に入国して、釜山駅方面へ歩き始めた。周囲は整備中であるが、駅までは高架の遊歩道が完成しており、信号無しで歩くことができた。
 駅にほど近い5,000円以下の安ホテルにチェックイン。部屋に余裕があるということで、無料アップグレードをしてもらえた。

@広い

 荷物を置いてから、夕食の買い出しである。駅前に弁当屋があることを事前に調べておいたが、行ってみたら廃業していた。今回の旅は、何かと不運な点が多い気がする。
 「コンビニでいいか」と思ったが、1品くらいは温かいものが欲しい。釜山駅に行ってみたが、弁当などは売っていなかった。駅の出口にチキン屋があったのでそれを買い、コンビニで酒やおにぎりを買ってそれを部屋で頂いた。

@甘辛チキン

■2026.9.30
 今回のホテルには「VIEW」という名が付いており、何が見えるのかというと釜山駅と港である。早朝から列車が走る音が激しいため、音が気になる人にとってはマイナスであろうが、私はその景色や鉄道の様子を楽しむことができた。

@朝日

 今日は釜田(プジョン)を9時38分に出発する列車からであり、かなり余裕がある。というのも、東海線の列車本数は少なく、それより前の列車で小さい駅で途中下車をするとなると5時11分発であるため、そこまで頑張る気にはなれなかったためである。
 余裕があるため、7時頃に公園に向かって散歩に行った。散歩をしている人がたくさんいたが、人が群がっている場所がある。見てみると、なんだか水路に生き物がいるようであった。「多摩川のたまちゃんみたいなものか」と近づいてみると、なんとサメであった。

@なぜここに

 部屋に戻って荷物を整理して、8時半くらいにチェックアウトをした。地下鉄に乗って釜山から釜田に向かい、時間に余裕があったため釜田駅近くにある市場を久々に歩いてから、釜田駅に向かった。

@新たなオブジェが出来ていた

 上述した通り、今日は9時38分発の東海行のITXマウム号である。すでに入線していたので、ホームに降りて撮影大会をすることとした。4両編成であり、2023年9月に運用を開始したまだまだ新しい車両である。初めて乗る車両であるため、今回の旅の「初ネタ」の一部でもある。

@ITXマウム

 定刻の9時38分、釜田を出発した。市街地では新たに敷設されたトンネルをいくつも通り抜け、以前からある路盤に合流すると、右手に原子力発電所が見えてくる。初めて韓国に来た頃はずっと海際を走る景勝路線であったが、今はほぼトンネルになってしまっており、廃線跡は今回の旅の最後に訪れる海雲台ブルーラインパークなどになっている。
 車内のお供は、アレによく似たお菓子である。

@似ているがクオリティは低かった

 新しい車両であり、コンセントも付いていて無料Wi-Fiもあるため、ネットで時刻表や地図を見ながら景色と比較し続けた。
 11時04分、慶州に到着した。以前はここは新慶州駅であり、KTX用の駅であった。しかし、在来線も新規路盤が作られてこちらと合流することになり、以前の慶州駅はなんと廃止されてしまったのである。今の慶州駅は市街地からかなり離れた場所にあるため、かなり思い切ったことをするものである。

@慶州駅になった

 同駅を11時07分に出発。車内は、意外と言っては何であるが乗車率は50%くらいありそうな感じであった。各駅で停車していくが、ほぼほぼ定刻であり、遅れても1~2分程度であった。
 12時15分、盈徳に到着した。ここまでは部分開業した後に乗りに来ているため、ここからが初めて乗車する区間である。

@カニが名産?

 同駅を出発すると、2025年に開通した区間となる。鉄道の開通が遅れたということはすごい田舎と思いそうになるが、意外に人家は多い。これだけ人家が多いのであれば、もっと開通が早くても良かったのにと思える。
 比較的大きな町である蔚珍を過ぎ、興富には13時29分に到着した。ここで、途中下車である。

@興富駅

 ホームが1面しかない小さな駅であるし、そもそも1日に数往復しか列車がないが、駅員はきちんと駐在していた。
 旅程を作成する際にどこかで途中下車をすることを考えたが、蔚珍駅付近などでは何も見付けられなかった。最終的に見付けたのが、興富駅の近くにある「ハヌル原子力本部広報館」である。歩いてそこに向かい、展示物などを見た。

@縮小モデル

 実はこの手の業種で働いていたため展示物についてはよく理解しているが、説明文がハングルしかない(英語すらない)ため、頭で補って見ていくしかない。
 真面目に映像なども見たが、30分も掛からない。次の列車の出発まで1時間半弱もあるため、適当に街を歩き始めた。
 いくつかあったスーパーに入ってみたが、その中の1件で惣菜っぽいのがあったので、夜用に買ってみた。

@お惣菜

 散策を終えて駅に戻ったが、まだ40分以上も時間がある。しかし、幸いにも駅に無料のWi-Fiがあったので、動画を見たりして時間を調整した。
 出発の10分前に改札口が開いたので、ホームへ向かった。次に乗るのは15時20分発の江陵行ヌリロ号である。

@ヌリロ号

 定刻に興富を出発。2009年6月に運用を開始した車両であり、若干草臥れてきている感じがしなくもないが、Wi-Fiはもちろん使用可能であった。
 15時52分、三陟に到着した。2012年に海列車に乗るために来た際は小さな駅であったが(定期列車が無く、観光列車しか発着しない駅であった)、かなり大きな駅舎になっていた。
 同駅を出発して、東海を過ぎると、右手には綺麗な海(東海、もとい日本海)が見えてきた。

@海

 新規開通区間はひたすらトンネルが多かったが、三陟以降は路盤は左右にうねり、車輪もガタンゴトンと音を立てて走り続けた。
 17時00分、定刻ぴったりに江陵に到着した。2018に開催された平昌オリンピックに合わせて新しい駅舎になっており、私が初めてきた頃の面影は全くない。

@新駅舎

 コンビニでおにぎりなどを買ってから、ホテルに向かった。モーテル街の中にあり、リニューアル前はそこもモーテルであったのであろうが、ホテルとして新装開店したところであった。6,000円程度の料金であるが、小奇麗な部屋であり、そこで一献してから就寝した。

@今日のお部屋

■2026.10.1
 6時過ぎにホテルを出発して、駅に向かった。今日は、6時30分発の東大邱行ヌリロ号からである。

@今日もヌリロ号に

 定刻に江陵を出発。しばらくすると、左手に海が見えてきた。海岸沿いにある駅である正東津では、クルーズトレインであるヘラン号が停車していた。
 7時18分、東海で下車した。ここで、嶺東線への乗り換えとなる。しばし待合室で時間調整をしてから、乗り場に向かった。

@続いてはITXマウム号に

 嶺東線とその先に続く太白線はソウル方面から江陵方面へアクセスする幹線であったが、オリンピック前の2017年に京江線が開通した以降は、ローカルな雰囲気満載になっている。以前はスイッチバックやループ線があって面白い路線であったが、それらも2012年に廃止されている。
 ホームに向かい、2号車「らしき」車両に乗り込んだ。

@たぶん2号車

 なぜ「らしき」なのかというと、電光掲示が表示されていないため、どれが何号車なのかが区別できないのである(よって、女性係員がホーム上にて大声で何かしらを案内していた)。
 昨日と今朝の経験則(江陵側が最後尾の4号車)に基づいて、前から2番目の車両に乗り込んだが、正しいかどうかは不明である。同じ混乱は韓国人にもあるようで、すでに座っている人に対して「ここは私の席」みたいなことを言っているが、彼らの会話の中で「イホチャ」と聞こえてきたので、たぶんここが2号車(イホチャ)であろう。

@何も表示されていない

 定刻の7時43分、東海を出発した。動き出したら表示されるだろうと思っていたが、全くその様子は無かった(Wi-Fiも繋がらないから、電気系すべてがダメなようである)。この先乗客が増えてきたら混乱しそうだなと思っていたら、車掌が何かしらの紙を貼りに来た。要するに、アナログ作戦開始のようである。

@「2号車」と書いてある

 路盤は左右にうねり、次第に山深くなっていった。Wi-Fiが使えないが、この路線は山岳部が多い景勝路線であるため、スマホは不要である(時刻表や地図を確認できないのは悲しいが)。

@木々が多くなる

 かつてスイッチバックとループ線があった部分をソラントンネルで通り抜け、さらに山間を走り続けた。
 韓国で最も標高が高い場所(855メートル)にある駅であることを示す碑があるチュジョン駅を過ぎると、路盤は下りになっていった。
 アウラジ方面に行く支線が合流してきて、ミンドゥン山には9時19分に到着した。東海側では曇っていたが、次第に晴れてきた。

@晴れ

 次第に乗客も増えて行き、沿線の家々も増えてきて、定刻ぴったりの10時29分に到着した堤川で下車した。ここで40分以上時間があるため、しばし街散策である。駅前にある商店街や、以前飛び込みで宿泊したことがあるモーテル(ホテルに改装されていた)などを見て回った。

@堤川駅

 駅に戻り、11時14分発の列車に乗るべくホームに向かった。これから乗るのは、機関車が牽引する客車タイプのムグンファ号である。以前はこればっかり(これと客車のセマウル号)に乗っていたが、ヌリロ号やマウム号が増えてきてからは、だいぶ乗車機会が減ってきている。

@機関車が牽引

 引込線には、鮮やかな青色の謎車両が数両係留されていた。何なのか調べてみると、保線作業を行う作業員用の移動式宿舎や休憩車両とのことであった。

@保線用

 撮影を終えてから、ムグンファ号の車内へ。この手の古い車両は、以前は窓側を確保するのが大変であった。席番の振り方が独特で(奇数が窓)、ネット予約時点で勝手に席番が降られてしまうから、好みの数が出るまで何回もやり直す必要があった。今はもう、座席表から自由に選べるようになっている。
 定刻に出発し、地味な路線であるが高速で快走して、忠州には11時44分に到着した。新しい駅舎ができたばかりのようで、周囲はまだ整備工事中である。

@忠州駅

 ここで初めて乗車する中部内陸線に乗り換えるが、待ち時間が2時間弱もある(なにせ、1日に4往復しかないのだから、待ち時間が長くなるのは仕方がない)。特に行きたい場所もないが、地図を見ながら世界武術公園という場所に行ってみた(ネットが使えなくても、グーグルマップは表示してくれるから有難い)。何やら消防隊員によるイベントが行われていたが、特筆するものは無かった。

@謎オブジェ

 駅に歩いて戻る途中にロッテマートがあったのでそこで夜用の惣菜(唐揚げやエビフライ)を買い、駅に戻った。
 次に乗るのは13時47分発の聞慶行のKTXイウム号である。ホームはすべて透明な壁で囲われていて撮影が難しいため、ホームの一番端に移動してそこから望遠で入線する列車を撮影した。

@やって来ました

 定刻に、忠州を出発した。KTXイウム号は2021年に運用が開始されたまだ新しい車両であり、それまでのKTXとの違いは、やはり窓とシールドであろう。それまでのKTXは窓が2列分で1枚であり、それは構わないのだが、シールドまで2列分で1枚だったのである。こちらが景色を見ているのに、前や後ろの客にシールドを降ろされてしまうという最悪のデザインであったが(フランスTGVの悪い面を受け継いだもの)、それが解消されただけで嬉しい(窓もシールドも1列毎になった)。

@こんな設備もあり

 新規に開通した立派な高架を走り続け(4往復だけではもったいない)、終着の聞慶には14時05分に到着した。改札口では観光案内の人がパンフレットを配っているが、終着駅である今のうちに観光アピールをするためであろうか。
 駅周辺は工事中の場所が多く、何もない。それもそのはず、ここは「仮の」終着駅である。日本で例えるならば、北海道新幹線を新八雲で営業開始するようなものであろうか。

@終着駅であるのは今だけ

 駅に戻り、14時36分発の板橋行に乗り込んだ。先ほどまで乗って来た車両であるが、復路は1等車を押さえている。
 座席であるが、1等も2等も横4列であるため、大きな差は無い。前後は多少余裕がある感じで、各席にビデオ画面があるが、どうせ無料Wi-Fiがあるからそれでスマホ動画を観られるため、あまり必要はない。結果からすると、2等車で充分かと思えた。

@少し豪華に

 定刻に出発。動画音声を聴きながら、ソウル方面に向かって走る列車から景色を眺め続けた。定刻から2分遅れの16時09分に板橋に到着し、そこからは地下鉄を乗り継いでソウル駅までやって来た。今日は、駅から徒歩5分くらいの場所にある安宿が宿泊先である。
 宿に荷物を置いてから、酒を求めて駅のコンビニに向かったが、なぜか焼酎が売っていない。街中まで行くのは面倒なので、仕方なくビールを買うことにした。幸い、昨日飲みきれなかった焼酎が少し手元に残っている。

@今日はビールで乾杯

■2026.10.2
 今朝のソウルは13度まで温度が下がっており、さすがに昨日までの半袖とはいかないため、持ってきた薄手の長袖を2枚羽織って6時過ぎに安宿を出た。
 久々にソウルに来たため、意味もなく旧駅付近を散策である。

@旧ソウル駅

 今日はまず釜山まで移動するが、新幹線的なKTXで高速移動するのは面白くない。かと言って、ムグンファ号のボロ車両で6時間以上も揺られるのはしんどい。そこで間を取って、ITXセマウル号で移動することにしている。移動時間は、4時間45分と手ごろである。

@釜山行の選択肢はたくさん有り

 定刻の7時02分、ソウルを出発した。出発時点で6割以上の乗車率であったが、永登浦で満席となった。しかし、釜山まで乗り通す人はほとんどいないであろう(たぶん私だけかも)。私の隣の席も、座る人が何回も入れ替わっていった。

@セマウル号(出発前)

 ひたすら走り続け、定刻から9分遅れの11時56分に釜山に到着した。
 地下鉄を乗り継いで、中洞で下車した。そこから歩いて辿り着いた場所が遊歩道となっている「ブルーライン公園」であり、ここは東海南部線の廃線跡を再利用した場所である。

@廃線跡

 それにしても、ものすごい人出である(上記写真は人の流れが偶然切れた場面)。遊歩道の先には海辺列車(ビーチトレイン)とスカイカプセルという乗り物の乗り場があり、海辺列車くらいは乗っていこうと思っていたのだが、チケット売り場の行列を見てそれはもう諦めることにしてしまった。

@見るだけ

 地下鉄駅に戻る途中に大きなスーパーがあったので、そこで夜用のチキンとおにぎりを購入。地下鉄に乗ってベクスコ駅まで移動して、ここで乗り換えるのが在来線の近郊列車である。

@在来線に乗り継ぎ

 高架を走り続けて、東莱で下車した。ICカードをタッチしたが、0ウォンであった。東海線の釜田から太和江までは、地下鉄と同じ扱いであり単なる乗換扱いだったのである。
 この駅で降りた目的は、すぐ近くに保存されている東海南部線時代の東莱駅舎である。

@東莱駅

 駅舎内にも入れるようになっていたので、展示物をあれこれと見学した。なお駅舎の後ろにはSLと客車が展示されているが、これらはハリボテである。

@本物ではない

 地下鉄で釜山に戻り、無料で入れる釜山科学体験館を見て、市場(商店街)を歩いて、この時点でまだ16時半くらいであった。戻りの乗船手続きは16時30分から18時30分までにすればいいから、海辺列車の行列に並んでも良かったかもしれないが、これは結果論である。
 取り急ぎ、国際旅客ターミナルへ行って乗船券だけを出してもらった。

@これで帰国する

 いったん釜山駅に戻り、駅のWi-Fiでネットをしてから、スーパーへ行って焼酎などを買い、再度国際旅客ターミナルへ戻って出国をした。
 待合室でしばし待ち、19時40分から乗船が開始された。
 なお復路は夜行便となるため、2等寝台を奮発している(諸費用込みで15,215円)。往路の倍近いが、プライベート空間が保たれるのが重要である。

@こんな寝室

 船旅の場合は出航の場面が印象的であるが、この船が実際に動き出すのは22時30分であるため、それを待たずに買い込んだ惣菜と酒で一献してさっさと寝てしまった。

■2026.10.3
 朝焼けの博多が近づいてきて、6時05分頃に着岸した。

@到着

 しかし、下船できるのは7時30分からである。おそらく、税関職員などの勤務時間などが影響しているのかもしれない。
 その時刻となり、下船をした。今日は、西鉄バスの6時間券(700円)を使って海の中道海浜公園にある日本の名車歴史館へ行ったり、明太子で有名な「ふくや」の工場見学をしたりするが、旅行記にするまでもないであろう。それらを終えて、LCCで帰るだけである。

@名車を見る

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