関東近辺で工場見学 Part2

その他
関東鉄道

■はじめに
 お盆の時期は、どこに行っても混んでいるし値段も高い。そこで、最近はまり出した工場見学などをまとめて行ってみることにした。
 使用する切符は、7日間有効の「北海道・東日本パス」である。これまでは食品や飲料工場ばかりであったが、今回はその他の整備場なども入れてみることにした。土曜日はこれといったものが見つからなかったので、関東鉄道のビール列車に乗ることにした。

月曜:トモエ乳業本社工場
火曜:サントリー天然水南アルプス白州工場
水曜:ANA Blue Hangar Tour(機体工場見学)
木曜:ヤマト運輸羽田クロノゲート見学コース
金曜:アサヒ飲料群馬工場(カルピスみらいのミュージアム)+オマケで「日清製粉 製粉ミュージアム」
土曜:関東鉄道「竜鉄ビール列車」
日曜:何もネタを見付けられず都内近辺をぶらぶら(旅行記には入れず)

■2026.8.10
 今日は、トモエ乳業の見学である。明治や雪印などの大手に比べると知名度はあまりないかもしれないが、北関東では幅を利かせている企業であるという。私は知らなかったが、工場見学を実施している企業をあれこれ検索して初めて目にした。
 JRを乗り継いで古河駅に向かい、そこから40分ほど歩くとトモエ乳業の本社である。

@牛がお出迎え

 受付を済ませて、開始時間が来るのを待った。見学開始までまだ20分くらいあるが、フロアには、各種製品のパッケージや古くなった製造機器などがたくさん置いてあるため、暇にはならない。

@昔の機器

 10時になり、ツアーが開始された。まずはスライドによる会社説明とビデオ上映があり、続いてフロアに移動して牛の説明などを受けた。フロアの天井にはセスナが吊るしてあるが、これは関連企業のものであるという(外にはヘリコプターもあった)。

@牛乳とは関係ありません

 2階に上がり、生乳の受け入れから牛乳の製造までの説明を受けて、箱詰めラインを窓越しに見学した。
 その後は1階に降りてきたが、ここには世界でも珍しい「牛乳博物館」があるのである(先代社長が各地に行って集めてきたものが中心)。それについて、説明を受けた。

@博物館の一部

 1時間10分程度の見学が終わり、最後はお楽しみのお土産である。中身は、再生紙を使ったティッシュとりんごジュースであった。なお子供の場合は、これに学習ドリルとマグカップが追加されていた。

@お土産

 必死になって古河駅まで歩いて戻り、この日はもう終了である。

■2026.8.11
 今日のサントリーの工場は山梨県であるから、昨日とは違って丸1日プランである。7時頃に家を出て、JRを乗り継いで中央線の長距離列車が発着する高尾にやって来た。
 「どうせまたロングシートだろう」と思っていたが、かなり久々にボックスシートの車両に当たった。

@久々に

 列車の接続を待ったため、定刻から4分遅れた9時22分に高尾を出発した。甲府で乗り換えて、小淵沢には11時43分に着いた。
 サントリーの工場まではシャトルバスが走っており、それの出発まで17分ある。そこで、久々に蕎麦を頂くことにした。大きな鶏肉の唐揚げが入った「山賊そば」は以前に食べたことがあるため、今日は「馬肉黄そば」にしてみた(黄そば=中華麺)。

@馬肉とネギで蕎麦が見えない

 時間に余裕もないため、急いで蕎麦を啜った。相変わらずの、甘めの出汁であった。
 蕎麦を頂いてから、駅前のバス乗り場に向かった。この手の工場見学で無料の送迎バスに乗るのは、キリンビール仙台工場以来であろうか。

@無料バス

 定刻の12時00分、シャトルバスが出発した。工場までは15~20分の所要時間ということであったが、実際には11分くらいで到着した。
 大きな工場であり、駐車場は自家用車で溢れている。私は天然水が目的で来たが、多くの人の目的はウィスキーであろう。

@天然水が生まれる里

 建屋に入って受付を済ませて、名札と資料などを頂いた。この時点で12時15分くらいであり、ツアーが始まる13時までかなり時間がある。しかし、敷地は広大であり、そこにあるウィスキー博物館などを見ていれば、時間はあっという間に過ぎて行った。

@博物館

 定刻になり、ツアーが始まった。注意事項の説明があり、その場から移動してバスに乗り込み、天然水の工場へと向かった。
 まずは、パネルを用いての説明である。地球上における水の利用可能性や、降雨が天然水に至るまでの説明などである。

@各種パネルで説明

 それからエレベータで2階に上がり、シアタールームで映像を見てから、最後はツアーの本命である工場見学である。フラッシュを用いない静止画撮影なら構わないということであったので、久々に製造ラインの撮影をした。

@天然水製造中

 製造ラインを見終えた後はバスで別の会場に移動して、お待ちかねの試飲である。試飲はもちろん、南アルプスの天然水である。1本まるごとであり、しかも冷えていたので美味しく頂いた。
 お土産は、5種類ある飲料(天然水を用いたもの)から選ぶ形式である。私は、一番右手にあるヨーグルト風味のものを選んだ。

@お土産

 その後は売店を見たりしてから、14時30分のシャトルバスで小淵沢駅に戻った。参加費無料なのに、バスもお土産もあって最高である。
 なお当初は小淵沢発15時38分の列車で戻る予定であったが、往路のシャトルバスの様子からすると、14時49分発に間に合いそうである。実際に余裕で間に合い、予定より早く帰ることができた(ロングシートであったが…)。
 ちなみにサントリーの天然水には4つの工場があり、柄が微妙の違うのだという。これから各地に旅行に行ったら、目を凝らして確認しておきたいと思う。

@微妙に違う

■2026.8.12
 今日はANAの整備場の見学である。モノレールの新整備場駅からなら歩けるということであるが、北海道・東日本パスを最大限活用するため、JRで蒲田まで移動して、歩いて京急蒲田へ。そこから京急に乗って羽田空港までやって来た。最後は、整備場方面へ行く循環バス(100円)である。

@バスで

 3分ほどバスに乗り、西新整備場バス停で下車。数分歩いて、会場に辿り着いた。
 入口で予約メールを見せて建屋に入り、受付を済ませた。オリジナルストラップの名札をもらったが、この飛行機の色が今日の班分け(ヘルメットの色)であった。なお、ストラップなどはお土産として最後にもらうことができた。

@参加証

 整備場に入るためには搭乗時と同様の安全検査を受けるということで、持ち込んで良いのはスマホやカメラ、飲み物ということであった。それ以外の荷物は、無料ロッカーに預けることとなった。
 この時点で14時前であり、ツアー開始(14時15分)までまだ時間があるが、展示スペースを見たり、14時から始まった航空教室(子供向け)を見たりした。

@展示スペース

 定刻になり、ツアーが始まった。まずは10分くらいのビデオで整備場における仕事内容についてのレクチャーを受け、それから5つの班に分かれて整備場へ移動した。
 安全検査を受けて、整備場へ。今日は6機も駐機中ということで、満室状態であった。

@整備中

 機体や壁に貼ってある写真などを基に、係員が詳細に説明をしていった。
 6機のうち、プロペラ機が1機ある。飛行機に詳しい人であれば、これを見て驚かれるのではないだろうか。というのも、羽田を発着する定期便にプロペラ機は無いからである(ネットで調べてみたら、この機体は認定中古機として購入されたものであり、8月5日に羽田へ来たものらしい)。

@DHC-8

 3階部分から2階部分へ移動して、見学が続いて行った。説明者はかなり航空機に詳しく、実機を前にしてあれこれと説明をしてくれた。

@767をお尻から眺める(尾翼等の説明を受けながら)

 最後は、グランドフロアに降りての説明である。安全上、機体から2メートルは離れるように言われているが、普段はこれほど近づくことはないため、新鮮な感覚である。通常は近づけないエンジンも今日は大丈夫であるため、一人ひとりその前で記念撮影をした。

@GEのエンジン(787-10)

 それ以外については紙幅の関係で簡単に著すが、多数のタイヤを間近で見たり、前輪付近にあるライトやドアの下に格納されている緊急脱出スライドなど、普段は見ることのできないものを見学したりした。

@緊急脱出スライド(787-9)

 ちなみに、SNS等に写真を掲載する場合は、ANAに事前確認を依頼する必要がある。上述しているタイヤやライト部分の写真については、部品管理や保安管理上の理由で許可が出なかった(逆に言えば、整備場内での6枚の写真は掲載許可受領済である)。

@こちらはロールスロイスのエンジン(駆動中は赤線より前に出てはダメ)

 約1時間見学して、ツアーは終了である。
 会場に戻ったが、バスの時刻まで少し時間がある。売店があったので見てみると(私は収集癖が無いので簡単に見るだけのつもりであった)、特製の御朱印帳があるではないか。表紙も合版を使ったしっかりしたものであるので、数種類あったうち、金乃比羅宮とのコラボを選んで買ってみた。

@御朱印帳(3,300円)

■2026.8.13
 今日はヤマト運輸の見学であるが、またしても京急空港線沿線である。同じ日の午前午後に見学すればいいと思われるかもしれないが、各見学は人気のものが多く、そうそう簡単には予約が取れない。この1週間の予定を立てるために、実は2か月以上も前から準備をしているのである。
 昨日と同様にJRで蒲田まで来て歩いて京急蒲田まで移動して、京急に乗車した。今日の下車駅は、穴守稲荷である。

@穴守稲荷

 時間に余裕があったので穴守稲荷を参拝したが、その道路向かいにあるのがヤマト運輸の総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」である。

@クロノゲート

 建屋に入り、受付を済ませた。ターミナル内に入るためのIC名札と、ロッカーの鍵、写真撮影に関する注意事項などである。

@一式

 昨日と違って今日は内部での撮影は不可であるため、限られた場所で写真を撮っておかなければならない。まずは、入口フロアである。バカでかい黒猫と、「ウォークスルー車」の1号車が展示されている。

@1階フロア

 10時になり、ツアーが始まった。エスカレータで2階に上がり、仕分けセンターのある建物へ。IC名札で改札を通った。
 まずは、ヤマト運輸に関する歴史展示の見学である。ここまでは写真撮影が可能であるため、何枚か撮影した。

@鉄道ネタも

 10分ほど自由見学をしてから、全員でビデオを見て、それから仕分けをしている現場へと向かった。「クロスベルトソータ」という仕分けの機械が高速で動いているのは壮観であるが、残念ながら写真撮影は不可である。
 現場の様子を見てからビデオを見て、そして世界における物流状況に関する説明などを受け、最後に中央制御室を見て、展示ホールに戻って来て見学は終了である。

@展示ホール(撮影可)

 なおお土産であるが、「作業」をして貰う形式である。名札にあるバーコードを読み込んで、ランプが光った場所からお土産を取るものであった。私が取った袋には、クリアファイルとボトルマーカーが入っていた。周囲を見てみると、クリアファイルは共通であり、それ以外についてはペンやシールや定規の人もいた。

@私の組み合わせ

 見学後は、ひたすら帰るだけである。

■2026.8.14
 今日は、館林にあるアサヒ飲料(カルピス)の工場見学である。私の住んでいる場所から移動するとなると、JR久喜駅で東武に乗り換えるのが速達であるが、北海道・東日本パスを最大限利用するため、往路はJR佐野駅まで行くことにしている。
 6時前に家を出て、JRを乗り継いで小山までやって来た。

@久々の両毛線

 小山発8時09分の列車に乗って佐野には8時35分に到着したが、東武との接続が最悪であり、待ち時間が47分もある(次のJRに乗ると、到着の3分前に東武が出発してしまう)。そこで、佐野市駅まで歩いて行くことにした。曇っているから暑くないし、途中で佐野厄除け大師に寄ることもできる。

@佐野厄除け大師

 参拝してから、佐野市駅まで歩いて向かった。
 9時25分発の列車に乗り、渡瀬(わたらせ)駅で下車。ここから15分ほど歩いた場所にあるのが、アサヒ飲料(カルピス)の工場である。

@アサヒ飲料工場

 守衛を通り、工場見学用の建屋に入った。受付を済ませて、カード(見学後の試飲のテーブル番号となり、帰る際にお土産と交換となるカード)をもらった。
 フロアには、瓶時代の紙巻き機が置いてある。私が子供の頃は、カルピスと言えば瓶であった。

@懐かしい

 10時になり、ツアーが始まった。2階に上がり、まずはビデオ(アニメ)上映である。創業者とモンゴルとの関係の話などが、子供向けに制作されたものであった。
 その後は、展示スペース(昔の看板や瓶が展示されている)において、カルピスの歴史や製造方法の説明があった。

@ここは撮影可能(懐かしい看板あり)

 続いて、先ほどビデオを見た部屋とは別の部屋にて、発酵の仕組みに関する映像を見た。そしてその後、製造レーンの見学である(撮影不可)。そもそも論として、今日はメンテナンス日であり、レーン自体回っていなかったのが残念であった。
 レーンの見学が終わった後は、お待ちかねの試飲である。

@1本まるごと

 案内役の女性の音頭に乗って、皆で乾杯をした。
 見学を終えて、最後は1階に降りて買い物タイムである。なおお土産としてもらえたのは、1杯分のカルピスであった。

@お土産

 歩いて渡瀬駅に戻り、11時44分の列車で館林駅に移動した。久喜駅へ行くためにはここで乗り換えとなるが、敢えて途中下車をした。というのも、駅前に日清製粉の工場があるためである。工場見学はできないが、「製粉ミュージアム」があるのである。

@ミュージアム

 料金(200円)を払って受付を済ませて、音声ガイドをもらって館内に入った。工場見学はできないものの、工場で使っていたロール機(粉砕機)もあるし、工場内の様子を写した映像も流れているし、これはもう「プチ工場見学」みたいなものである。

@ロール機

 木造の本館に移動して展示物(日清製粉の歴史に関するもの)を見て、それから外に出て日本庭園を見て、見学は終了である。
 これまでの工場見学とは違って入場料が掛かってしまうが、たったの200円であるし、しかもアンケートを提出すると結構大きいお好み焼き粉(隣の工場で造られたもの)が貰えるため、お得感はある。

@お土産

 見学後は館林駅に戻り、東武に乗って久喜へ。久喜からはJRに乗り換えて、家に戻った。

■2026.8.15
 今日は工場見学ではなく、関東鉄道の「竜鉄ビール列車」に乗ることにしている。この列車は2023年8月に初めて運行された際に乗車経験があり、今回は3年ぶり2回目である。
 最寄駅からJRを乗り継いで、龍ヶ崎駅までやって来た。関東鉄道の佐貫駅は、すぐそばである。

@ビール列車の宣伝

 気になるのは、パンフレットやポスターに「ファイナル」と記載されている点である。竜ヶ崎線は廃線のうわさもあるため、「もしかしたらその伏線か」と思いそうになってしまう。
 ビール列車は9時50分発から始まるということなので、駅の外で入線を待ち構えた。

@入線後

 改札を通り、車内に入った。夏季休暇中はすべて1両編成で運行されるということであるが、今日はビール列車もあるため2両編成である。吊り革は龍ヶ崎コロッケ仕様であり、1両目の先頭部分ではビール販売の準備ができている。早速、クラフトビール「しろいなみ」を700円で注文した。

@ビール列車あれこれ

 9時50分、佐貫を出発した。終着の竜ヶ崎までの所要時間は、たったの7分である。
 竜ヶ崎までの折り返し時間は3分しかないが、その間にフリー切符を買う必要がある。コロッケ割引券(200円分)が付いて600円であるが、佐貫から竜ヶ崎まで単純往復でも500円であるから、お得な内容である。

@フリー切符

 切符を買って車両に戻ろうとしたが、ホーム上に出店があってコロッケも売っていた。割引券が使えるということなので、紅ショウガコロッケ(250円)を1つ購入した。
 車内に入り、10時00分に出発した。違う種類のクラフトビール「こがねうた」を購入して、一献である。

@コロッケ+クラフトビール

 佐貫には、10時07分に到着した。フリー切符があるので、今日は竜ヶ崎線で初めて途中下車をしてみることにした。
 10時25分に佐貫を出発して、10時28分に到着した入地で下車した。竜ヶ崎線で唯一の、途中駅である。

@何もない

 ビール列車の様子を撮影したりして、この日はもう終了である。10時38分に折り返してきたビール列車に乗って、帰路に就いた。

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