■はじめに
今回は過去に乗車経験がある2つの鉄道会社の食事付き観光列車に乗車するが、観光列車の「種類」としてはいずれも初めてである。
ますは、明知鉄道である。明知鉄道の「食堂車」については、このシリーズの18回目に「じねんじょ列車」、36回目に「おばあちゃんのお弁当列車」、70回目に「枡酒列車」に乗っており、今回が4回目である。多種多様の寒天料理に一日乗車券が付いて、5,500円也。
続いては、長野電鉄である。長野電鉄については、このシリーズの9回目に「北信濃ワインバレー列車」、31回目に「ながでんワイントレイン」、53回目に「ながでんビアトレイン」に乗車している。今回は「ながでん○○トレイン」シリーズの日本酒版であり、日本酒飲み放題に弁当が付いて、4,800円也。
明知鉄道については、大阪での2つの観光列車(能勢電鉄と近鉄)に乗った後に、寄り道をして乗車して来た。
長野電鉄については、個別での訪問である。往路は新幹線の50%割引切符を押さえて、復路は高速バスで帰ってくることにした。
■2026.5.30
安宿で1晩を過ごしてから、大和八木駅にやって来た。名古屋までの移動は大阪駅近くのチケットショップで昨日買ったものであるが、以前は1,600円台であったものの、今回はいくら探しても最安は1,960円であった。しかし、これでも定額よりは全然安い。

@これで移動
7時13分発の列車に乗り、伊勢中川で乗り換えて、近鉄名古屋には10時04分に到着した。JRの駅に移動して、券売機で受け取ったのはネットで購入しておいた「名古屋おでかけきっぷ」(1,500円)である。目的地である恵那は範囲外であるが(釜戸駅から恵那駅までは別料金が必要)、差額を払ってもこの方が安いのである。

@続いてはこれで移動
10時18分発の列車に乗り込み、恵那には11時26分に到着した。観光列車の出発までまだ1時間くらいあるが、隣接している明知鉄道の駅へ向かい、名前を名乗って一日券を頂いた(なお、食堂車の座席については掲示板に貼ってある)。

@一日券
時間もあるため、酒を買いにスーパーへ行こうとすると(駅のコンビニよりもスーパーの方が安い)、なんだか交通規制がされていて人通りが多い。なんと、今日はラリージャパンの開催日で、それに合わせたイベントを実施しているという。モータースポーツは好きな部類であるため、たくさん展示してある車両の見学である。

@色々あり
スーパーで無事に酒を買い、駅へと戻った。
ホームに入ってしばし待っていると、3両編成の列車が入線して来た。先頭(出発時は最後尾)が「おばあちゃんのお弁当列車」で、中間が「寒天列車」、そして残りの1両が通常の定期列車である。

@入線
早速、中間車両に乗り込んだ。席上には三段の寒天御前が置いてあり、それ以外にもお茶などが添えられている。

@車内
食事を始める前に、お重を開いてそれぞれの確認である。一の段は、茶わん蒸し、寒天のり巻き、卵焼き、蕎麦、押し寿司(メニューでは「山岡、恵みの三重奏」となっている)である。

@その1
二の段は、鰆のずんだ焼き、寒天カプレーゼ、北京ダック風の生春巻き、梅寒天氷室、ずわい蟹の寒天ジュレ、寒天の天ぷらである。

@その2
そして三の段が、マヨ寒天、中華サラダ、寒天の漬け物、寒天デザート(わらび餅みたいなもの)、水羊羹、フルーツ、という内容である。

@その3
またそれ以外にも、ところてんと寒天ジュースが置いてある。ところてんはまだ筒の中にある状態であり、自分で押してところてんを完成させるようになっていた。

@その他
すべてを並べると壮観であるが、各料理自体のボリュームはそれほどでもないし、そもそも寒天がメインの食材であるから(まったく重くない)、量的には上品な範疇であると言えるであろう。

@豪華
12時23分、恵那を出発した。案内人による挨拶などがあり、寒天ジュースで乾杯を行い、後はもう食べるだけである。
酒については、ビールはもちろん、地元(岩村)の酒蔵の酒を買っておいた。これで一献の開始である。

@酒も完備
車内では、継続的に観光アナウンスが行われていた(傾斜がきつい飯沼駅や、意匠が特徴的な極楽駅、沿線の景色についてなど)。それをBGMにして、ひたすら寒天料理を食べるだけである。

@勾配日本一
ひたすら寒天料理を食べ続け、完食である。美味しく頂いたが、それは自分が50代のおっさんだからであり、食べ盛り(子供時分)であれば、違う感想だったと思う(もし子供がいるのなら、「おばあちゃんのお弁当列車」などが良いであろう)。
13時17分、明智に到着して寒天列車は終了である。明智駅付近でもラリージャパンに関連するイベントが行われていて、いつもと違って大賑わいであった。

@レトロ車両
展示されている車をあれこれ見てから駅に戻り、13時45分発の列車に乗り込んだ。一日券があるため、岩村で下車して散策することにしている。
岩村で下車して古い町を歩き始めたが、ここでイベント実施中であった。これからラリー車が来るようで、とてつもなく大賑わいであった。

@町並みが人だらけ
駅に戻り、15時14分発の列車で恵那に戻り、後はJRで名古屋に移動するだけである。新幹線で帰ることもできるが、どうせ無職で時間だけはあるため、名古屋の安ホテル+翌日の高速バスで安く仕上げることにしている。
■2026.6.5
今日は長野への移動となるが、JR東日本による50%割引切符が今日までの設定であったため、午後の新幹線(大宮から長野)を無事に半額(3,240円)で押さえてある。
昼過ぎに家を出て在来線を乗り継いで、大宮にやって来た。ICで乗車できるが、いつもの癖で座席番号は打ち出すことにしている。

@切符ではありません
14時29分に大宮を出発し、15時51分に長野に到着した。安ホテルまで歩いて移動して、取り急ぎ休憩である。
18時前にホテルを出て、長野電鉄の長野駅に向かった。行先案内には「団体」と表示されている。

@団体扱い
長野電鉄の駅では、野菜などが売っていることが多い。今日はバカでかいエリンギやシメジがたったの100円で売っているではないか。たくさん買って行きたいが、日曜からはプチ移住に出掛けるため(料理ができるのは明日の土曜日だけ)、エリンギだけを買って行くことにした。バター醤油で炒めようかと思う。

@でかい
18時20分の定期列車が出発してから、日本酒トレインの改札が始まった。ネット予約済の画面を、スマホで見せて通るだけである。
ホームで待っていたのは、旧小田急のロマンスカーである(過去のビアトレインやワイントレインと同様)。

@日本酒トレイン
早速、車内へ。今日はなんと、12種類の日本酒が飲み放題である。車両の中央には、それらが鎮座している。テーブルにあるカップは1つだけであるが、無くなれば自力でここに来て係員にお代わりをお願いするスタイルとのこと。

@今日の日本酒
「ながでん○○トレイン」の場合、ボックス席は4人まで座れるが、1人で申し込んでも相席にならないのが良い点である。気兼ねなく、飲み続けることができる。
自席には、すでに1人分の弁当(おつまみ)と、乾杯用日本酒、メニューが置いてある状態であった。

@自席
定刻の18時34分、長野を出発した。しばらく地下を走ってから、路盤は地上へと出て行った。日が長い季節であるため、外はまだまだ明るい。
私と言えば、ひたすらお代わりを繰り返すだけである。全種類行こうかと思ったが、結局は純米大吟醸ばかりを選んで呑んでしまった。

@一献の開始(持ち込み食材も)
19時08分、折り返し地点となる小布施に到着した。ここで、30分以上の停車となる。ある意味トイレ休憩であり、ビアトレインの際は私もここでトイレに行ったが、日本酒はそれほどトイレが近くならないため、ひたすら車内に留まって飲み続けた。

@折り返し地点(まだまだ明るい)
19時42分、小布施を出発した。車内では座席番号を使った抽選会が行われたが、残念ながら当たらなかった。
ひたすら呑み続け、長野までは行かず、20時11分に到着した権堂で下車した。というのも、安ホテルはこの駅のすぐ近くなのである。

@御馳走様でした
■2026.6.6
復路は50%割引の対象日ではないため、安く移動できる手段をあれこれ検索して、高速バスで新宿に向かうことにした。値段は4,300円であり、往路よりは高いが、通常の新幹線料金と比較すれば充分に安い移動手段であろう。

@バスで帰る(SAで撮影)
8時00分、長野駅前を出発した。後は帰るだけと思っていたが、休憩箇所に横川サービスエリアが含まれているという。横川SAの上り線には、実際の鉄道部品を使った車両もどきが置いてあるはずである。ということで、それとの初対面である。

@予定外に
写真を撮るだけと思っていたが、目の前に峠の釜めしが売っていて、スルーするのも忍びない。高速バス車内は飲食し辛い構造であるが、ウィラーのバスは隣席との間に壁があるため、見えないようになっている。ということで、つい買ってしまった。

@いただきます


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