【大人鐡83】JR九州「かしまるっと満喫ツアー」編

鉄旅(国内) ※観光列車も
YC1系

■はじめに
 今回の食事付き観光列車は、JR九州が主催するツアーであり、正式名称は「YC1系でいく! かしまるっと満喫ツアー ~鹿島のお酒と地域の魅力にふれる旅~」である。
 YC1系とはJR九州のハイブリッドディーゼル車両であり、通常は各駅停車などで使用されている車両である。観光列車として使用されるのは、珍しいであろう。地元の日本酒の四合瓶(銘柄は選べない)が1本提供され、おつまみが付き、各駅でのふるまい(牡蠣のふるまいもあり)があって、参加料金は9,800円也。
 これの募集を見付けたのは、2月に入ってからである。当初は博多のホテルを探してみたが、インバウンドのせいかやたら高い値段しかないし、福岡空港への飛行機も高いものばかりである。あれこれと検索をして、宿は佐賀市内の安宿を発見し、飛行機はマイルで佐賀空港往復を押さえておいた。

■2026.2.27
 始発の電車に乗って最寄駅から移動して羽田空港に行き、7時15分発の便で佐賀空港に飛んだ。空港からは連絡バスで移動するが、料金については、一日乗車券で済ませることにしている。この切符があれば、この後の市内観光もすべてバスで行くことができる。

@1,000円

 9時35分に空港を出発し、終点の佐賀駅バスセンターで20番系統に乗り換えて、佐野・三重津歴史館入口バス停で下車した。歩いて数分の場所にあるのが、「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」である。バスの一日券があれば、入館料に割引(団体料金)が適用される。

@歴史館

 展示を見終えて、雨の中を歩いて向かったのが筑後川昇開橋である。これは船が通る際に稼働する橋であり、1987年に廃止された佐賀線の一部であったものである。この橋は、国指定重要文化財でもある。

@残念な天気

 昇開橋前バス停に行き、12時07分発のバスに乗って県庁前まで移動した。そこから27番系統で「くぼた特産物直売所前」まで行って直売所に寄り、そのバス停から佐賀駅バスセンターまで戻り、14時37分発のバスに乗って「グリコ佐賀工場前」までやって来た。目的は、近くにあるイオンモールである(イオンモールにバス停はあるが、そちらは昭和バスのバス停であるため、市営バスの一日券では行けない)。

@なぜかグリコに

 イオンで夜用食材を買い、グリコ工場近くのバス停から市内中心部に戻って、安宿に投宿した。宿は無人であるため、鍵箱から鍵を出して自力で部屋に辿り着く形式である。

■2026.2.28
 観光列車の受付は10時からであるため、朝は暇である。昨日は雨模様であったが今日は雨が降らない予報であるため、佐賀市内の「えびす」を探しながら散策を行った。

@市内各所にある

 いったん部屋に戻ってから、最低限の荷物だけを持って駅に向かった。受付を済ませて、資料一式と切符代わりの名札、途中の駅で利用できる券2種類と酒の銘柄(受付時に抽選した)の紙を受け取った。

@一式

 ホームに入れるのは10時30分からということで、しばし駅周辺の散策である。
 時間になったので、ホームに向かった。3番線には2両編成のYC1系がすでに入線していて、行先は「団体」表示である。

@団体

 車両の入口にて抽選で選んだ日本酒をもらって、車内に入った。私の席は、一番端であった。ロングシートの前に机が置いてあり、おつまみ(生ハムなど)のセットが置いた状態になっている。

@車内の様子

 定刻の10時46分、佐賀を出発した。乾杯をして、酒盛りの開始である。
 私は酒飲みなので四合瓶を飲み干すことはできるが、そうしてしまうと散策する気になれなくなってしまう(今日は30分~55分の停車時間があり、あれこれ歩く予定である)。よって、おつまみを少し齧って酒は味見をする程度にした(残りは、夜に飲む予定)。

@飲み過ぎないように

 しばらく走行して、佐世保線との分岐駅である江北に到着した。ここで20分ほど停車するということである。ホーム上では物販が行われていたが、甘いものなどであったので、私は見るだけである。

@見るだけ

 長い停車時間であるため、他のホームに行ったりして時間を潰した。車内に戻ってみると、本日提供された4種類の日本酒がスタッフの席に並んでいたので、記念撮影である。

@どれかが当たる形式

 11時20分に江北を出発し、続いての停車駅は肥前浜である。ここで使える500円のチケットを受付時にもらっているが、往路は停車時間が10分しかないため、これは復路で使うこととなる(復路では55分くらい停車する)。
 同駅を出発し、続いての停車駅は肥前七浦である。ここで「牡蠣のふるまい」があるということで、お試しで1個食べるくらいかと予想していたが、なんと牡蠣3個と汁物(中に牡蠣が入っている)が用意してあるではないか。

@豪華

 それを頂いていると、「お代わりをどうぞ、たくさんあります」ということであったので、蒸し牡蠣を2回もお代わりをしてしまい、もう牡蠣だけでお腹いっぱいである。
 さらに駅舎内には、地元のいちごや漬物が用意してあり、さらに持ち帰り用としてデコポンまで用意してある歓待であった。

@お腹いっぱい

 地元の人たちだけでなく、今日は鹿島市長もお出迎えである。ふるまい中には、市長からの挨拶もあった。
 腹もいっぱいになったが、この駅では50分ほど停車するため、まだ時間は余っている。よって、道の駅まで歩いて行った。ここでも牡蠣の浜焼きが行われていて、良い香りが漂っている。目の前は、有明海の干潟である。

@牡蠣の産地

 歩いて駅まで戻ったが、まだ時間が余っている。上り線のホームや高架橋の上からなど、あちこちに移動して撮影タイムである。

@かし丸くんと市長とYC1系

 多くの地元民と市長とゆるキャラに見送られて、肥前七浦を12時41分に出発した。続いての停車駅は多良であり、ここでもゆるキャラと地元民が待ち構えていた。ここでのふるまいは、引換券でもらえるバッグと飴とお菓子である。

@頂き物一式

 ホーム上では、やはり物販が行われていた。みかんジュースの試飲があったので、有難く1杯頂いた。
 ここでは30分ほど停車するが、歩いて行ける観光要素は無さそうである。海に沈む鳥居は駅から少し遠いため、駅にある写真を見るだけである。

@行ってみたい

 同駅を出発して、13時25分に肥前大浦に到着した。ここで折り返すことになるが、ゆるキャラのお出迎えがあっただけであった。

@1体で頑張る

 13時33分に同駅を出発し、右手に綺麗な有明海を見ながら走り続けた。13時55分頃に肥前浜に戻ってきて、ここで55分以上の停車となる。
 500円の金券であるが、その場で食べたり飲んだりするものではなくて、お土産用として佐賀牛のカレーにしてみた(すぐに品切れになっていたので、カレーにして良かったと思う)。

@持ち帰り用

 時間がたっぷりあるため、駅を後にして酒蔵通りの方面に足を向けた。天気の良い土曜日ということもあり、観光客で賑わっていた。

@散策日和

 駅に戻って、駅前広場で日本酒を掛けたじゃんけん大会である。しかし、勝者3人に残ることはできなかった。

@かし丸くん、じゃんけん大会の準備中

 同駅を14時52分に出発し、佐賀に15時26分に戻ってきて、観光列車は終了である。
 まだ宿に戻るには早いため、ここからは「ふるくま満喫フリーパス」(1,800円)を使って古湯温泉に行くことにしている。このパスは、佐賀駅バスセンターから古湯温泉までの区間だけでなく、佐賀空港までも行くことができる。しかも「一日券」ではなくて「24時間券」であるため、明日の夕方まで使うことができる。

@お得なパス

 バスセンターに向かい、15時40分発のバスに乗り込んだ。イオンモールなどで乗客は下車してしまい、最後は私を含めても2人くらいになってしまった。
 16時30分頃、古湯温泉に到着した。まずは、温泉街や少し離れた場所にある神社などを散策である。

@古い神社

 なお、先ほど紹介したパスにはQRコードの300円分の利用券も付いており、しかも先着1,000人は1,000円分であるという(恐ろしくお得な内容)。ということで、日帰り温泉に向かってその旨を伝えた。
 しかし受付にいた人々はもれなく高齢者であり、「きゅーあーる?」「1,000円のデジタル券のことかね?」と、埒が明かない。自力でQRコードは発見してスキャンしたが、果たしてこれが300円分なのか1,000円分なのかが不明である。

@何も書いていない

 温泉の正規料金は480円であるため、300円ならば差額の支払い、1,000円ならばタオルが付いてくるらしいが、どうにも不明である。時間もないため、「300円でいいですよ、差額払いますんで」と自分から言い、温泉に入った。
 風呂場に入って体を洗おうとすると、別の高齢者がやってきて「先ほどデジタルで入られた方は」と言って来たので、私である旨を伝えると、どうやらわざわざ問い合わせていただいたようで、1,000円分として使用できるということであった。ということで、先ほど支払った差額とタオルが手元にやって来た。

@こういう感じで

 熱々の温泉に浸り、路線バスに乗って佐賀駅バスセンターまで戻ってきた。駅前にあるスーパーで割引食材などを買い、安宿に戻り、8割ほど残していた日本酒をがぶ飲みしてから就寝した。

■2026.3.1
 今日は、昨日と同じパスを使って再度古湯温泉へ行くことにしている(ただし、目的は異なるが)。古湯温泉までは片道910円するため、2往復+温泉+空港バスということを考えると、超お得なパスである。
 9時過ぎに宿を出て、駅に向かった。駅前でも牡蠣小屋があって、牡蠣の浜焼きができるようになっている。

@今は牡蠣の季節

 バスセンターに向かい、9時40分発のバスに乗って古湯温泉に向かった。到着してから30分ほど歩いた場所にあるのが、嘉瀬川ダムである。ダム周辺にある公園を散策したり、ダムの駅(道の駅のような施設)に行ったりした。

@SAGA

 古湯温泉に戻り、12時14分発のバスで市内方面に向かった。しかしそのまま戻ったのでは時間が余ってしまうため、途中の小原(こばる)というバス停で下車した。目的は、橋を渡って15分ほど歩いた場所にある道の駅である。

@道の駅

 道の駅のキャラクターは柿であり、物産館では大量の干し柿が売っている。中には、箱買いをしている猛者もいる。
 しかし私は、干した果物はそれほど好きではない。そこで建屋の横にて、「干し柿ソフト」なるものが売っていたのでそちらにすることにした。昨日まで2月であったとは思えないくらいの温かさ(暑いくらい)であるため、この方が良い。

@今年の初ソフトクリーム

 河原で遊ぶ子供たちを見ながらソフトを頂いてから、バス停に戻った。
 13時33分発のバスに乗り込み(車内には誰もいなかった)、佐賀駅バスセンターまで戻った。
 後は、パスを利用して佐賀空港まで戻るだけである。駅から空港まで、正規料金は600円であるから、本当にお得なパスである。

@こんなラッピング車両を発見

コメント