【大人の社会科見学8】冬の黒部峡谷プレミアムツアー

鉄旅(国内) ※観光列車も
黒部峡谷鉄道

■はじめに
 今回は、本来は冬期運休中である黒部峡谷のトロッコに乗車するツアーである。日本旅行で募集していたツアーであり、車庫見学なども付いて所要時間は約1時間半で、値段は4,000円也。
 黒部峡谷鉄道のトロッコ列車には、過去に2~3回乗ったことがある。それとは別に、工事用のルートに乗車できる関西電力の無料見学ツアーが過去にはあったが、抽選に外れ続けて未参加である。そのルートは去年から有料ツアー化される予定であったが、能登半島地震により延期となっている。そのようなコアなツアーほどではないが、冬期運休中であるトロッコに短い距離とは言え乗車できるのは、貴重な体験である。よって、参加してみることにした。
 ツアー自体は短時間であるため1泊旅行も可能であるが、大人の休日倶楽部の「北陸フリーパス」(4日間有効)を最大限に活用するため、3泊して北陸地方を周遊して来ることにした。

・過去のシリーズ

【大人の社会科見学1】新幹線車両基地見学ツアー

【大人の社会科見学2】貨物線乗車体験ツアー

【大人の社会科見学3】会社線車両基地見学ツアー

【大人の社会科見学4】立山カルデラ砂防体験学習会

【大人の社会科見学5】新幹線浜松工場見学ツアー(おまけで特急「おうめ」)

【大人の社会科見学6】廃線ウォーク信越本線・長倉線(未成線)ツアー

【大人の社会科見学7】関東鉄道「気動車体験運転会・初級編」

■2026.1.31
 今日は安ホテルを3泊押さえている富山まで移動するだけであるが、移動だけでは面白くないため、氷見に行って夕食用食材を買うことにしている。
 大宮に移動して新幹線に乗り、やって来たのは新高岡である。城端線に乗り換えて高岡に移動して、続いて乗るのは氷見線である。城端線も氷見線も、化石クラスのキハ40系であった。

@オンボロ

 車内は意外に混んでいるが、これは雨晴に行くインバウンド客の影響である。定刻の13時47分に高岡を出発し、雨晴が近づくと綺麗な海が見えてきて、そして終着の氷見には14時15分に到着した。
 氷見は藤子不二雄Aの生誕地であり、雨晴ほどではないが観光客がちらほらと訪れている。

@ドーン!

 私も、各所にあるマンガのキャラクターを見ながらの散策である。
 道の駅や、スーパーに隣接する鮮魚店などに行って、夜用食材(アジの南蛮漬けや水タコなど)を買い揃えた。これで、ミッションは終了である。

@ツマミ用

 駅に戻り、16時07分の列車に乗り込んだ。高岡で城端線に乗り換えて、そして新高岡で新幹線に乗り換えて、富山に移動した。
 ホテルに移動する前に、明日使用する切符の入手である。午前中はツアーへの参加であるが、集合場所である宇奈月温泉までは自費での移動である。ついでに午後には富山地方鉄道の乗り鉄をすることにしており、それらのために一日券を買うことにしている。

@これを活用

 20分強歩いてホテルにチェックインして、近場のスーパーで酒やご飯を買い、いつも通りに過ごそうとしたら、ノートPCが動かなくなってしまった。富○通の軽量PCは、軽いのは良いのだが、壊れやすい気がする。先代は1年ちょっとでキーボードに不具合が発生し、先々代は突然死した。今回は、買い替えてからまだ3か月以内である。長期滞在中でないのが幸いであるが、これから3泊はスマホだけで済ませなければならない(旅行記作成もペンディングである)。

@死亡

 小さい画面で動画を見ながら酒を呑み、就寝。

■2026.2.1
 超安ホテル(3泊で11,400円であり、クーポン適用で7,900円)であるが、朝食が付いている。しかし、今日は朝早く移動するため、諦めなければならない。…と思っていたが、黒部宇奈月温泉駅まで新幹線を使えばゆっくり出発できることに気付いて、そうすることにした。フリー切符の利点である。
 朝食を頂いてから、市電乗り場に向かった。昨日買った切符があるため、富山駅までも鉄道で移動ができる。

@市電から始まる

 富山駅に移動して、7時43分発の新幹線で黒部宇奈月温泉へ移動した。歩いてすぐ近くにあるのが、富山地方鉄道の新黒部駅である。
 8時14分発の列車は、8分ほど遅れてやって来た。富山地方鉄道では全国各地の私鉄のお下がり車両を使用しており、どのような車両が来るのか楽しみである。しかし、残念ながらやって来たのは旧東急の車両であった(この車両はロングシートなのである)。

@残念

 雪景色の中を走り続けて、終点である宇奈月温泉には定刻から5分遅れの8時46分に到着した。
 上述した通りトロッコ列車自体には何度か乗ったことがあるが、いずれも春から秋に掛けてであり、トロッコが走っていない冬に来たのは初めてである。

@大雪

 ツアーの受付は、9時10分からである。それまですることもないので、9時に開館した黒部川電気記念館に入ってみた。ここはツアーにも含まれているが、他に見るものもないため仕様がない。

@フライング気味に見学

 見学を終えてから黒部峡谷鉄道の駅に向かい、受付を済ませた。名前を告げてもらったものは、参加者を示す名札と、記念品のバッジである。参加予定者は次第に増えて行ったが、ぱっと見で30人以上はいそうな感じであり、意外に多かった。

@参加証など

 9時半に再集合し、ツアーが開始された。しかし、最初は黒部川電気記念館である。先ほど見たばかりであるが、再度見学をした。
 続いての見学は、車両車庫である。車庫の外には客車が係留されているが、今年の大雪を示すような状態である。

@ここも大雪

 車庫内に入り、注意事項のアナウンスがあってから自由見学の時間が始まった。冬季はトロッコ列車がすべて運休になっているため、ここで検査を受けているのである。機関車のドアは開いており、運転席にも入れるようになっていた。

@車庫内の様子

@検査中色々

 見学を終えた後はトロッコ列車への乗車であるが、いつもは改札からホームを経由して乗車するが、今回は車庫から線路を歩いてホームに向かうのが特異な点である。

@線路を歩く

 ホームに移動して、割り当てられていた車両(私は1号車)に乗り込んだ。なお、黒部峡谷鉄道の機関車は「電車」であるが、冬期は架線が外されていることもあり、今日は「気動車」(ディーゼルエンジン)が牽引することになっている。この点も、特異なところである。

@電車ではない

 全員が乗車してから、列車が出発した。除雪されているとは言え通常とは異なる状況であるため、スピードは歩く速さ程度(約5キロ)である。ゆっくりと、進んで行った。

@橋を渡る

 ゆっくりと進み続けて橋を渡り、2つ目のトンネルに入ると、もう折り返し地点である。もう少し乗っていたいが、長距離を除雪するのも大変なのであろう。
 折り返し駅に戻って来て、ツアーは終了である。
 さて、午後は乗り鉄である。11時40分発の電鉄富山行は、オリジナル車両であった。

@電鉄オリジナル

 電鉄富山まで移動して、しばし時間調整してから14時00分発の立山行に乗り込んだ。立山までは、1時間13分の所要時間である。観光シーズンではないため乗客は少ないが(そもそも昼の時間帯はほとんど走っていない)、雪景色を見るだけなら乗る価値はあるであろう。

@橋を渡る

 15時13分、立山に到着した。前回ここに来たのは砂防トロッコに乗るためであり、その前はアルペンルートを通るためであったが、真冬に来たのは初めてである。
 15時40分発の列車で折り返し、岩峅寺で下車した。ここで乗り換えて富山へショートカットするつもりであったが、待ち時間が30分もある。車両もまだ来ていないし、待合室も寒そうである。ということで、まだ停車していた電鉄富山行に再度乗り込んでしまった。

@諦めた

 電鉄富山まで移動して、市電でホテル近くに戻り、この日は終了である。

■2026.2.2
 今日はフリー切符を活用して、小浜線沿線の観光(諦應寺の銀杏観世音菩薩)をする予定である。9時前の新幹線に乗るつもりであったが、PCが無くて暇であるため、早く出発することにした。ということで、やって来たのは越前たけふ駅である。ここから歩いて30分くらいの場所にある御誕生寺(猫で有名)を再訪しようと思ったのである。

@越前たけふ駅待合室

 駅についてスマホに地図検索をさせたが、その道は雪で埋まっている。「国道なら大丈夫か」と思って迂回してみたが、そこの歩道もかなりの雪であり、これは諦めるしかない。
 駅に隣接する道の駅で、作戦の練り直しである(この状況では、小浜線沿線も雪が多くて、菩薩には辿り着けない可能性がある)。あれこれ考え、今日は「道の駅訪問」にすることにした。

@この地図も参考にして考えた

 新幹線で敦賀に移動して、スーパーで割引になっていた油揚げ(福井名物の油揚げは厚さが5センチくらいある)を買い、11時18分発の小浜線に乗り込んだ。目的地は、美浜にある道の駅である(JRの駅のすぐ近くにある)。
 美浜には、11時39分に到着した。道の駅で時間を潰してから、12時38分の敦賀行に乗り込んだ。

@すぐ戻る

 敦賀で新幹線に乗り換えて、新高岡で下車。初日と同様の乗り換えを繰り返して、辿り着いたのが雨晴である。ここは、歩いて5分程度のところに道の駅がある。
 道の駅がある海岸に向かってみたが、たくさんの観光客がいて、インバウンド率は8割以上であった。

@天気はイマイチ

 駅に戻り、これまた初日と同様の乗り換えを繰り返して富山に戻った。駅近くにあるスーパーで富山名物のかまぼこを買い、また富山銘菓のビーバーに期間限定の梅味があったので、それはお土産として買ってみることにした。

@こんな感じで

■2026.2.3
 今日は帰るだけであるが、普通に帰るだけでは面白くないため、七尾や和倉温泉まで行って夜食材を買って帰ることにしている。
 新幹線で金沢に移動して、続いて乗るのが8時58分発の特急「能登かがり火」号である。新幹線開通によって在来線の特急が軒並み無くなってしまったため、数少ない生き残りである。

@在来線特急

 能登半島を走り続け、9時50分に到着した七尾で下車した。七尾のスーパーでメギスを買い、1駅だけ移動して和倉温泉のスーパーにも行って、後は11時30分の特急に乗って帰るだけである。
 …しかし、次の写真はなぜか高松駅である(香川県だけでなく、石川県にも高松駅がある)。というのも、IRいしかわ鉄道内で人身事故があって運休となってしまい、高松から代行バスに乗ることになってしまったのである。

@ここで打ち切り

 金沢発12時58分の新幹線を押さえていたが、もう無理である。代行バスは13時頃に来るということで、それなら13時58分発に間に合うかと思ったが、バスが来た時点で13時15分であった。これはもう、さらに次の新幹線になってしまうこと確実であるが、急ぐ旅ではないため全く問題はない。

@やっとバスが来た

 その次の新幹線は14時48分発であるが、こうなったら自由席で帰ってもいいであろう(指定席に変えるにしても、窓側がないかもしれない)。
 最後になってドタバタの移動となってしまったが、バス移動となっての利点は、JR七尾線からでは見ることができない海を見ながら移動できた点である。

@最後は海を見ながら

コメント