■はじめに
今回は、大阪府内での2つのアルコール系の観光列車への乗車である。
まずは、大人鐡では初めてとなる能勢電鉄である。正式名称は「のせでん日本酒電車 ニホンサカリは良いお酒~」であり、日本酒(4合瓶)に特製弁当が付いて、7,000円也。停車駅では、物販や音楽会が行われるとのこと。
続いては、近畿日本鉄道の「大和醸造クラフトビール列車」である。近鉄のビール列車についてはこのシリーズの71回目に「アサヒビール列車」に乗っているが、その時と同様に、使用される車両は「つどい」である。今回は4種類のクラフトビールが飲み放題で、料金は着駅によって異なるが、私が降りる橿原神宮前であれば4,900円である。提供されるのはビールだけであるため、つまみ類は持ち込み必須である。
能勢電鉄の日本酒電車は、川西能勢口駅が出発である。酔った後に移動したくないため川西能勢口付近でホテルを探したが、皆無であった。やっと見つけたのは、阪急蛍池駅に近い安ホテルである。
ということで、往路の移動は飛行機にすることにした(蛍池は伊丹空港に近いため)。ちょうどバーゲン切符があり、アップグレードポイントをANAコインに変えたものがあるため、7千円以下で押さえることができた。
■2026.5.28
昼前に家を出て、羽田空港までやって来た。今日はまず、14時00分の便で伊丹に飛ぶこととなる。

@羽田から出発
15時10分頃、伊丹空港に到着した。蛍池駅までの移動は、当然のように歩きである(モノレールは使わない)。
歩き慣れた道を歩いて蛍池駅に向かい、駅を超えて安ホテルにチェックインした。今回のような理由がない限り、蛍池に泊まることなどなかったであろう。部屋は、モノレールと阪急が見渡せるトレインビューであった。

@両方見える
18時過ぎまで部屋で過ごしてから、駅に行って阪急線に乗り、川西能勢口までやって来た。受付で予約サイトのQRコードを翳して、名札と座席表を頂いた。私の席はロングシートの末端であり、出入りしやすそうである。

@受付後
18時50分前、係員に誘導されてホームへと入って行った。日本酒電車はすでに入線しており、行先票は「イベント列車」「貸切」である。

@日本酒電車
列車の側面(窓)にも、日本酒電車である旨のスクリーンが付いていた。今回用に作成したのであろうか。

@側面
車内に入ると、席上には弁当と日本酒がすでに置いてある状態であった。案内書面には「4合程度」とあったので、「数人でシェアして結果的に4合になるのかな。だとしたら、呑むスピードで気を遣うな」と思っていたが、なんと1人に4合瓶そのまま1本であった。

@こんな状態
19時00分にドアが閉まり、19時06分に川西能勢口を出発した。車内にいた係員によると、能勢電鉄では過去にビール電車などは実施しているが、日本酒は今回が初めてであるという(昨日と今日の開催)。
今日の日本酒は、純米大吟醸である。安酒とは違い、甘くて飲みやすい。

@今日の日本酒
早速、日本酒で一献である。能勢電鉄と言っても、車両はそのまま阪急電鉄である。学生時代によく利用した阪急であるから(私は東日本育ちであるが大学は西宮市であった)、その乗り慣れた車両で酒を飲むというのが違和感満載である。

@車内の飾り付け
車内では三味線のような音楽が流れており、酒盛りも激しくなっていった。私は1人での参加であるが、近場の人とあれこれ話をしたり、持ち込みの酒のお裾分けを頂いたりした。
弁当は、酒のつまみになるものばかりである。

@これで呑む
あっという間に、列車は日生中央に到着した(ドアは開かない)。ここで10分ほど停車して折り返して、次の停車は平野である。ここでドアが開き、トイレに行きたい人はトイレへ、そうでない人は車内で一献の継続である。
ここで、抹茶の日本酒がコップで追加提供された。

@抹茶
抹茶風味なのかと思っていたが、ほとんどそのまま抹茶であった。日本酒と説明されなければ、気付かないかもしれない。
平野からまた折り返して、次の停車は山下である。限定の売店があったので行ってみると、猪肉のフランクフルト(900円)があったので、追加のつまみとして買ってみた。

@猪肉
この駅でも長時間停車するが、「篠笛麻の会なづさね」による音楽会が別の車両で実施された。日本の笛や太鼓による演目であり、乗客も巻き込んだりして非常に楽しいものであった。

@演奏会場
演奏会も終わり、後は川西能勢口に戻るだけであるが、ここでジャンケン大会となった。ジャンケンに弱い私であるが、なぜかイベント列車では勝ち残ることが多く、大阪モノレールでは4合瓶をもらったこともある。
最初の賞品は、日本酒であった。そして、なぜかまた勝ち残ってしまった。

@賞品ゲット
その後も3回くらいジャンケン大会があり(さすがにそれは負けて)、川西能勢口に戻ってきて、日本酒電車は終了である。
■2026.5.29
今日のビール列車は大阪上本町出発であるが、それまで暇である。ということで、大阪府内を適当に散策することにしている。
阪急で大阪梅田まで移動してきて、ここから先は、「大阪スマートアクセスパス」を使っての移動である。大阪地下鉄とJRが乗り放題で、たったの1,000円。QRコードで改札を通ることができる。

@今日はこれで移動
地下鉄で新大阪まで移動して、そこから25分くらい歩いて、辿り着いたのが東淡路南公園である。目的はここに展示されている電気機関車(EH10という珍しい車両)なのであるが、これでもかというくらい柵に囲われていて、写真撮影はほぼ不可能であった。

@なぜ
歩いて新大阪駅に戻り、地下鉄を乗り継いで、やって来たのは夢洲である。私は日本国内の鉄道すべてに乗車しているが、新しい路線が開通すれば当然そこは未乗の区間となる。大阪万博に合わせて開通した夢洲までの路線であるが、私は万博には行かなかったので、乗らずに放置していたのであった。これで、また「全線完乗」に戻ったことになる。

@今の夢洲
万博跡地は鋭意解体中であるが、このバカでかい駅は今後どうなるのであろうか。跡地がどのように活用されようが、万博ほどの集客はできないであろう(まぁ、小さ過ぎるよりは大き過ぎる方がマシなのかもしれないが)。
その後は、ニュートラムに乗ったり、翌日に使う近鉄の株主優待を買ったりして大阪府内を右往左往したが、旅行記とは関係ないため割愛したい。

@ニュートラム
今日のビール列車ではビールしか提供されないため、つまみを買う必要がある。「大阪らしいもの」と言っても、たこ焼きやイカ焼きを買ったところで出来立てでないと意味がない。そこで、激安総菜で済ませることにした。
激安と言えば、スーパー玉出である。いつもは新今宮の店に行っているが、今回はフリー切符があるため、長堀橋に近い店に行ってみた。

@安総菜をゲット
地下鉄で谷町九丁目まで移動して、そこから地下道を歩いて近鉄の大阪上本町までやって来た。受付の時間まで適当に暇潰し(デパートのウィンドウショッピングなど)をしてから、受付へ。名前を告げて、今日の案内を頂いた(切符は事前郵送されてきている)。

@一式
列車は18時19分に入線してくるということであったが、他の特急の到着が遅れていたため、18時21分頃に入線してきた。

@ビール列車
早速、車内へ。席上にはすでにクラフトビールが4種類置いてあるが、量は少しだけである。つまり、この量で4種類を飲み比べて、気に入ったものをお代わりする、という方式なのである。

@最初の状態
座席には、4種のクラフトビールのカードが置いてある。これを使ってお代わりをするのであるが、飲み放題であるからお代わりは何回でもできる。実はこのカードの裏には座席番号が書いてあり、係員も「誰が何を頼んだか」を区別しやすくなっているのである(お代わりが来る際に、このカードもまた戻ってくる)。

@お代わり用カード
18時31分、大阪上本町を出発した。買って来た安総菜でビールを飲み始めたが、焼き魚が予想外に塩辛くて、幸か不幸かビールが進み過ぎる。味見の4種を飲み終えてから、4種をすべてゆっくり味わうことにした。
1種目は、セゾンである。ノーマルな感じであるが、クラフトビールならではの味わいもある。

@セゾン
続いては、インディア・ペールエールである。薫り高い感じがして、現時点では私の好みに一番合うものであった。

@インディア・ペールエール
続いては、ペールエールである。先ほどよりは少し軽めであるが、こちらも薫りに特徴のあるビールであった。

@ペールエール
最後は、スタウトである。見た目からも分かるように、黒ビールの系統である。黒の割には、甘すぎない感じであった。

@スタウト
4種を比べて、ここから先はインディア・ペールエールをひたすらお代わりをすることにした。アサヒビール列車の時は何度お代わりしても同じ味であったが、4種類あるとあれこれ楽しめる感じがする。
19時18分、列車は橿原神宮前に到着した。いったんドアが開くが、ここで列車はすぐに移動をして、普段は入線しない側線へと入って行った。先ほどまで停まっていたホームには、定期列車が入線している。

@引込線で呑み続ける
19時46分、引込線からホームへと移動してきた(先ほどとは違う番線に)。これから列車は大和西大寺経由で大阪上本町まで戻るが、私はここで終了である。

@私だけ降りる
近鉄で八木西口まで移動して、以前にも利用したことがある安宿に投宿した。



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