■気になった書籍
最近、伊藤将人氏が執筆した『移動と階級』という書籍を目にした。サブタイトルとしては「人生は移動距離で決まるのか?」とある。私のブログは書籍紹介がメインではないから詳細な記述はしないが、要するに、新幹線や飛行機を使って「移動ができる」ということは単純なことであるが、それができることによって、体験や人脈の開拓ができることになる。そして、すべての人が平等に移動できる自由があるわけでもなく、金銭的に無理であったり(貧困や社会事情など)、個人的理由によって無理であったり(親の介護や自身の健康問題など)することにより、移動自体が制限されてしまうことが多いという。「移動なんて誰でもできる」と思われがちだが、実はそうではない。

移動することによる効果(新たな出会いなど)により、成功しやすくなる。しかし、それができるためには、条件(金銭的余裕や、自身が置かれた状況など)が揃っている必要がある。極端な例であれば、海外留学などすれば研究成果等において自身の選択肢を大きく広げることができるが、そのためには金銭的にかなりの高い条件が必要になってくる。

私は現在早期退職をして、月に何回もプラプラと旅行をしているが、これは至極幸いなことであると思う。金銭的にも余裕があるし、自身も歩き回れるほど健康であるし、親などの介護も(現時点では)不要である。
しかし、いつこの条件が変わるかは分からない。金銭的には、現時点での資産や将来の年金受給予想に基づけば大丈夫そうであるが、いつ私自身が動けなくなるか分からないし、いつ親が動けなくなるかも分からない。現に、先日の広島への「プチ移住」の最終日、これからホテルを出発するという日の朝、腰痛がなぜか酷く悪化してしまった(いつもは何万歩も歩いても問題ないが、稀に腰痛が発症する)。なんとか歩くことは出来たが、エレベータがない建物であったため、スーツケースを階段で降ろすのにかなり苦労をしてしまった。

謎の腰痛は飛行機に乗って羽田に移動している間に治ったが、しかし、いつ何時「もう動けない」ようなことになるかもしれない。
いずれにしても、すべてが無事なうちに、できることをしておきたいと思う。
■最近の節約状況
健康維持と節約を兼ねて、格安食材がある店にはよく通っている。今日は、韓国風のおでんが1つ10円、刺身こんにゃくが2個入りで20円という、超激安食材を見付けてきた。全部合わせても、たったの84円である。




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