■資産形成の定番
最近はYouTubeやブログなどで有用な資産形成術が紹介されており、中でも節約は資産形成の基本として紹介されている。「入ってくるお金を増やす」(収入増)+「出ていくお金を減らす」(節約)により元本を確保し、それを運用して資産を作っていく、というものである。
私がここで同じ話を繰り返すつもりはないが、ざっと紹介すると以下のような内容が多いと思われる。
・固定費の削減(格安スマホへの変更、使っていないサブスクの解約等)
・自炊をする
・コンビニやカフェを使わない
・自販機を使わない
・無駄な飲み会や外食をしない
・不必要な保険に入らない
・家計簿を付ける(経費管理)

いずれも、当然の内容である。私が資産形成系の動画を見るようになったのはここ数年だけであるが、それよりも前からすべて実践してきている。
スマホについては当初より格安であるし(三大キャリアは使ったことが無い)、自炊も長年継続しているし、コンビニは基本不使用(高速バスチケットの発券やコピーで使うくらい)、外食は旅行中の「思い出用」だけであるし、保険も火災・地震保険しか入っていない。
最後にある家計簿が一番重要であり、これを付けることによって経費や資産に対する意識が高くなる。最近は様々なサイトにあるデータを紐づけできる家計簿アプリが流行っているが、私は敢えて自作のエクセルに打ち込んでいる(出費だけでなく、資産状況の推移なども把握できるように作成している)。これに各項目を手で打ち込むことによって、より確実に現状を確認できるためである。

■お金使えおじさん
この手の議論になった場合、ネットでよく出てくるのは「お金使えおじさん」である。つまり、「若い頃に節約しても無駄。それよりも、若いうちにしかできない経験にお金を使っておくべき」というものである。「まとめサイト」などの動画でその意見が紹介される際は、たいてい以下のイラストが使われている気がする。

個人的な考えを言わせてもらえれば、「節約すべき」も「お金を使うべき(経験をすべき)」も、どちらも正しいと思う。要するに、「自分にとって外せないものだけ、節約しない」ことが重要であると思う。
私は長年節約生活をしているが、趣味である旅行だけは妥協できないため、毎年100~150万円を旅費に使ってきた。その他の生活費が年間で200万円くらいしかないのに、である。仮に「旅行も我慢して節約して、旅行するのはFIRE後にしよう」としていれば、退職時に「億り人」(資産1億円)になっていた計算である。

しかし、それでは「経験」がいっさいできないことになる。鉄道旅行で言えば、在職中に乗ってきた寝台特急「はやぶさ」や「富士」などは廃止されてしまったためもう乗ることができないし、JR三江線や十和田観光鉄道などは廃線になっていて同様に乗ることができなくなっている。これらは、その時代に乗っていたからこそ意味があるのであり、節約して我慢したのではもう二度と経験できなくなるため、全く意味が無い。
■癖で節約を継続
私はもう資産を形成し終えて早期退職したため、節約モードはある程度解除してもいいのかもしれないが、結局長年の癖で継続をしている。というのも、安い食材を手に入れて自炊をしたからといって、それは我慢でもなんでもないのである。
魚の身はアラの方が美味であるということは以前も書いたことがあるが、先日はマグロの血合いを見付けたので、それを煮漬けてみた。

ウチの近所のスーパーでは、鶏のレバー・ハツが安く売っていることが多いため、これも良く愛用している。それにしても、グラム29円は安過ぎである。

いくらでも時間はあるため、先日、散歩がてらに格安の店に行くと、1,000円の稲荷寿司用お揚げがたったの100円で売っていたので、80円のキムチ等と一緒に買ってきた。すべては食べ切らないため、小分けにして冷凍保存である。

昨日その店に行ってみると、今度は3,000円のリコッタチーズ(1キロ)が150円である。リコッタチーズなど買ったことが無いが、これも小分けにして使っていくしかない。
なおホタテ風味の練り物は30円であったが、意外に美味であった。

コメント