■株主優待
郵便受けに、ANAと吉野家の株主優待が入っているのを見付けた。そういえば、そういう時期である。

しかし、資産を拡大したいのであれば、株主優待を主目的にした投資は控えた方がいいと思う。直截に言って、割に合わないからである。当たり前であるが、資産を増やしてくのであれば、株価自体が値上がりするか、もしくは配当金が多くある必要がある。株主優待は、確かにそれを使用することで家計は助かるが、株価上昇や配当金ほどの影響は無いと言える。
私が株主優待の出る株を持っているのは、個別株中心であった時代の名残である。投資信託を始めてからは、余剰金は投資信託中心である。
私が持っている個別株のうち、株主優待を目的に所有している銘柄について、配当利率は以下となっている。
吉野家 0.65%
日本管財 2.02%
JR東日本 2.02%
ANA 2.09%
それに対して、高配当目当てで所有している銘柄の場合は、以下である。
大日塗料 3.91%
日本製鉄 4.15%
AGC 4.81%
LIXIL 5.43%
株主優待で、数千円分の金券やカタログギフトをもらえると嬉しいが、効率という意味では、高配当株で儲けた方が効率は良いのである。
しかし、目に見える形で何かもらえるというのも嬉しいものであり、株主優待が貰える株を手放せない気持ちもわかる。
一番極端なのは、先日優待が届いた吉野家である。私はかなり安い時期(1,100円程度)で入手しており、現時点の価格は約3,100円。つまり売り払えば20万円の利益となり、税金を引いても16万円が手元に残る。

吉野家の配当は20円程度であるから、100株で2,000円だけ。株主優待は金券が4,000円分もらえるから、両方合わせて年間で6,000円である。つまり、この先20年間保有しても、配当や株主優待で得られる益は12万円だけであり、であれば、今売った方が利益は高い。…しかし、定期的に物が貰えるのが嬉しくて、なかなか手放せないのである。
■節約生活
資産形成に、節約は必須である(そのうち、詳細について書きたいと思っているが)。中でも、自炊は必須である。

無職になったことにより、安食材を求めていつでもスーパーや廉価店に行けるようになったことは、以前書いた通りである。私の場合、半額シールの貼ってある食材(肉や魚)を買うこともあるが、割引シールが無くても、例えば魚であればアラの部分を買うことが多い。

アラの場合は、節約目的もあるが、「身の部分よりアラの方が美味しい」という理由で買っている。写真のブリであれば、アラの腹の部分の方が身よりも脂が多いし、タイにしても、身よりアラ(お頭)の方が、コラーゲンが多くて美味なのである。
写真のようなブリを手に入れた場合、いつもはブリ大根にするが、今回は能登半島で買っておいた「のどぐろだし塩」があったので、それであっさりと炊いてみた。

安食材を求めた店舗周回も、相変わらず続けている。先日は、1キロのポテトを200円で、サニーレタスを10円で買ってきた。…はい、100円の打ち間違えではないです、本当に10円でした。作り過ぎたのか流通の都合か分からないが、謎の10円であった。

コメント