■はじめに
今回の食事付き観光列車は、近畿日本鉄道の「吟醸列車~志摩のよい旅Premium~」である。近鉄の観光列車については、このシリーズの23回目(「青の交響曲」と「しまかぜ」)、60回目(「あをによし」)、71回目(「アサヒビール列車」)、80回目(「青のバレンタインTrain!」)に乗っている。今回使用される車両は観光用車両「つどい」であり、これはアサヒビール列車の時と同じである。
日本酒8種類(飲み放題ではない)に伊勢志摩の食材を使った弁当が付いて、名古屋からの乗車料金を含めて11,000円也。事前にネットで申し込み、旅行前に案内と切符が郵送されてきた。
■2026.3.21
今回も、往復の移動は昼行の高速バスである。バス移動であるとそれだけで1日潰れてしまうため、現役(職があった頃)は選択対象外であったが(貴重な週末や有休が無駄になってしまう)、今はその心配がないため、早期退職後はやたらバス移動が多くなってしまった。
東京駅に行き、11時00分発のバスで名古屋に向かった。

@休憩中
定刻から1時間以上遅れて、18時35分過ぎに名古屋駅に到着した。スーパー経由で安食材を買ってから安ホテルに向かい、投宿。
■2026.3.22
昼前に出発すればよいため、それまで暇である。ということで、名古屋市内散策である。
まずは四間道の町並み保存地区をあれこれと歩き、その後は名城公園付近を散策した。

@町並み
所々で開花している桜を見ながら歩き、次に向かったのは市政資料館である(入場無料)。元の控訴院(高等裁判所)の建物であり、荘厳な雰囲気である。

@市政資料館
上述した通り元は控訴院であったため、建屋内の展示は裁判関係がほとんどである。ただし、市政に関する資料もあるため、鉄道ネタも「なくはない」くらいはあった。

@数少ない鉄道ネタ
その後も時間があったため、大通り付近や、商店街などをあれこれ適当に散策である。

@金ぴか信長と鉄砲
いったんホテルに戻り、しばし休憩してから駅に向かった。
切符は事前送付されているため、それを使用することになる。フリー区間もあるが、今回はその点は活用せず、単純往復として利用する。

@企画切符
11時41分発の急行に乗り、待ち合わせ場所である近鉄四日市には12時14分に到着した。待ち合わせ場所は5・6番線ホームであるが、ここは通常は湯の山線の発着に使われている場所である。しばらくすると、行先案内に「貸切」と表示された。

@貸切
12時35分、1号車を先頭にして3両編成の「つどい」が入線してきた。「吟醸列車」のマーク付きである。

@つどい編成
早速車内へ。2人席が外側を向いて設置されているが、相席にはならないようになっていた(隣席とかなり密接した構造であるため、見知らぬ人同士の相席にはしないのであろう)。席上には、一式がすでにセットされてある。

@自席
なお車両に入る前に時間があったので、コンビニでついビールとつまみを買ってしまった。志摩醸造のクラフトビールと、三重産の豚を使ったジャーキーである。小さいビールで660円となかなかの価格設定であるが、旅行中は値段を気にしないようにしている。
「乾杯までしばらくお待ちください」ということであったので、私はそのビールで先にやり始めた。

@地元産のビールなど
今日は8種類の日本酒を味わうことができる。小さなカップであるが、仮に30mlだとしても240mlになるから、それなりの量である。

@今日の銘柄
12時43分、近鉄四日市を出発した。5番線から南に向かって出発するのは、レア体験であろう(湯の山線は北側に向かうため)。
1杯目の日本酒が注がれて、乾杯が行われた。酒蔵の人の説明があり、2番目、3番目と続いて行った。

@1杯目の銘柄
つまみは、地場産の食材をふんだんに使った「ほろよい弁当」である。今後のご縁があるように、五円玉が蓋に付いている。

@ご縁
中身は、筑前煮や南蛮漬け、干物や生節など多種多様である。一番気になったのが、本来は地味な食材であるひじきである。鳥羽産の天然ひじきであり、色は茶色く、歯ごたえ満点であった。

@ほろよい弁当
6番目までの日本酒が提供されて、13時33分に松阪に到着した。ここで20分以上停車して、トイレ+お買い物休憩である。
2号車のカウンターでは、今日提供される8種類とその他特別に提供される5種類、合計13種類の日本酒(食券方式)と、四合瓶が売っている。

@カウンター売店
しかし、試飲カップでは少ないし、四合瓶では大き過ぎる。結局、駅にあったコンビニで三重の酒を買ってしまった。

@こちらにした
13時59分、松阪を出発した。後はひたすら呑むだけである。7番目と8番目が提供されて、14時31分に鳥羽に到着した。ここでまた、20分のトイレ+買い物休憩である。
勢いに乗ってすべて呑んでしまい、この時点で明らかに呑み過ぎであるが、売店があったのでまた入ってしまった。手に入れたのは、先ほど買った酒のワンカップ版と、どうでもいいお菓子である。

@うっかり追加
14時51分、鳥羽を出発した。ひたすら呑み続け、しばらくすると海が見えるようになり、15時25分に賢島に到着して、吟醸列車は終了である。

@「しまかぜ」も停まっている
事前送付されてきた切符は明日まで有効であり、フリー区間もある。しかし、私はそのままとんぼ返りすることにしている。
駅にある伊勢志摩サミット関連の展示を見てから、15時45分発の列車に乗り込んだ。

@2両編成
これに乗って伊勢中川で乗り換えて、そして名古屋に向かうだけである。定職があれば急いで名古屋で新幹線に乗り換えて帰らなければならないが、私にその必要はないため、安ホテルに連泊して、月曜日の高速昼行バスでゆっくりと帰るだけである。

@鳥羽駅にて


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