【大人鐡84】津軽鉄道「ストーブ列車と日本酒の冬物語」編

鉄旅(国内) ※観光列車も
ストーブ列車

■はじめに
 今回の食事付き観光列車は、初めての津軽鉄道であり、その名は「ストーブ列車と日本酒の冬物語」である。2025年12月から翌3月までの月に1回のみ(合計4回)の開催で、往路はストーブ列車内で日本酒2種とスルメを味わい、復路では日本酒2種におつまみセットを頂く内容である。その他、トートバッグやコップ、土産用日本酒や乗車証明書などが付いてきて、15,000円也。かなり早い段階に、3月14日出発分を電話予約しておいた。
 土曜日の夕方に開催されるため、定職があれば土日に新幹線を使って移動することになるであろう。しかし、私はもう「毎日が日曜日」である。よって、往復で4日間使用して移動し、「北海道&東日本パス」(7日間有効でたったの11,530円)と安ホテルを組み合わせることにした。金曜日は酒田に泊まり、土曜日は津軽鉄道のお膝元である五所川原に宿泊、日曜日は山形に泊まって、月曜日に帰ってくる旅程である。のんびり移動できるし、五能線や、久々に鉄道での運行を再開した陸羽西線にも乗車できるのがミソである。
 あとは出発するだけ、であったが、昨年12月の末に、「ストーブ列車の連結器が走行中に外れてしまう」というトラブルがあり、ストーブ列車の運行自体が中止になってしまった(その後は、「ホームに停まったままでストーブ列車体験ができる」形態が続いている)。観光列車についてどうなるのかと思っていたが、SNS上では1月開催分の報告があったりする。それを見てみると、どうやら「停まったままで開催」しているようであった。
 出発の数日前に津軽鉄道から連絡があり、「もし運行再開できなければ、停まったままで開催(ただし参加費は11,000円に減額)」との連絡があり、その後、停まったまま開催が決まった旨の連絡が来た。
 停まったままでは少し物悲しいが、割引もあるし、ホテルも予約済みであることから、訪問することにした。

■2026.3.13
 6時過ぎに家を出て、最寄駅へと向かった。上述した通り、今回は「北海道&東日本パス」を使っての移動となる。7日間有効であり、そのうち4日分を今回の旅行で使うため、それでもまだ3日分残ってしまう。これについては、帰ってきてから適当な日帰り観光(梅の花を見に行ったり、買い物をしに行ったり)に使おうと思う。

@異様に安いパス

 6時40分の列車に始まり、ひたすら乗り継ぎを繰り返して、新庄には16時04分に到着した。ここで乗り換えるのが、陸羽西線である。陸羽西線は、隣接する道路のトンネル工事の影響で3年8か月もバス代行が続いていたが、つい2か月前にやっと再開したばかりである。

@久々の陸羽西線

 16時12分、2両編成の酒田行が出発した。しばらくすると、最上川が寄り添うようになってくる。久々に、車窓としての最上川を眺め続けた。

@最上川

 17時24分に酒田に到着し、駅にほど近い安ホテル(4,000円に2,000円のクーポンを適用させてたったの2,000円)に投宿した。

■2026.3.14
 今日は五所川原まで移動するが、五能線を経由して行くことにしている。
 秋田までは、羽越本線の各駅停車である。駅に向かい、6時37分の2両編成に乗り込んだ。時折海が見えるが、ロングシートであるため外が見辛いのが悲しいところである。
 秋田で9時44分発の列車に乗り換えて、東能代には10時42分に到着した。ここで、五能線に乗り換えとなる。

@五能線

 11時00分、ガラガラの2両編成が東能代を出発した。リゾートしらかみで乗ることは多い路線であるが、各駅停車で乗り通すのは久々である。途中の五所川原まででも、3時間半の旅である。
 途中でリゾートしらかみと行き違ったが、あちらは乗車率3割くらいで、それなりに賑わっているようであった。

@海を見ながら

 14時28分、津軽鉄道との接続駅である五所川原で下車した。ホテルに行く前に、まずはスーパーである。
 持ち込み用食材として、地元の高校とコラボしたスナックを買った。酒については、量が分からない(1杯だけなのか、お代わり有りなのか)ため、念のための追加である(なおこの心配は杞憂に終わり、手を付けることはなかった)。マヨネーズは、スルメ用である。

@あれこれ買う

 15時も過ぎてチェックイン可能時刻となったため、ホテルに向かった。安ホテルは弘前に多いが、酔った状態で移動したくないため、今日は五所川原駅から歩いてすぐにある普通のホテルである(8,000円するが、じゃらんのクーポン2,500円を適用させている)。しかも温泉付きである。
 温泉に入ったりして17時過ぎまで室内で過ごしてから、駅に向かった。

@津軽五所川原駅

 受付に向かい、手続きを済ませた。最近はネット決済が多いが、今回は電話予約のみである。現金で11,000円を支払って、座席表や名札、トートバッグに入っているその他一式を頂いた。
 その他一式には、パンフレットや乗車証明書、小さい日本酒、そして特製のコップ(リンゴの形をしている)が入っていた。

@一式

 各鉄道会社のトートバッグは生地がゴワゴワしたものが多いが、これは滑らかな手触りであるため、実用性もありそうである。
 17時半を過ぎて、参加者全員がホームへと移動した。本来はお見送り要員であった「立佞武多のお囃子」であるが、今回は列車が動かないため、その演奏と掛け声をホームで見る形となった。

@ゆるキャラも

 演奏が続いているのを後にして、車内へと向かった。各ボックス席を2名で使用するようになっているが、私の席は私だけであった。当初から相席無しにしていたのか、それとも「動かないなら参加しないです」という人がいて、結果的に1人になったのかは不明であるが、気まずい雰囲気にならなくて済みそうである。

@相席無し

 津軽鉄道の方の挨拶の後に酒蔵の方の説明が始まり、早速一献である。プラスチックコップで呑んでもいいが、ノベルティとしてもらった陶器のコップを使っても良いということであったので、せっかくであるからそちらを使うことにした。

@注いでもらった

 往路については2種類の日本酒をスルメで頂くが、正確には「1種類の日本酒を、常温と熱燗で頂く」という形である。酒蔵の方の説明によると、今日提供される日本酒は熟成されているものなので、ぜひ熱燗で味わってもらいたいということであった。

@往路の銘柄

 注がれたものを飲み終えると、「お代わりはどうでしょうか」とやって来たので、早速頂いた。係員が来る度にお代わりをお願いしていたので、「結構飲まれるんですね」と言われてしまった(図星である)。
 続いては、同じ銘柄の熱燗である。

@熱々

 車内には2つのストーブがあり、私の席はそこから2メートルくらい離れているが、少し熱いくらいである。ストーブのすぐ横でずっと説明をしている酒蔵の方は、足がかなり熱いとのこと。

@石炭追加中

 スルメを齧り続けて日本酒を頂いたが、マヨネーズは買っておいて正解であった。
 列車は動いていないが、タイムテーブルは予定通りとなっており、「津軽中里に着いたつもり」の時間になって、つまみのセットが配布された。

@めぇ~もん(旨いもの)

 鱈の子和えや貝焼き味噌、メバル煮付けやサザエ壺焼きなど、地元の食材がメインのつまみ類であった。
 しばらくして、しじみ汁も配膳された。もちろん、私は小さい身も外していただくスタイルである。

@こういう状態に

 復路も、1種類の銘柄を「最初は常温で、続いて熱燗で」頂く形である。動いていないが、復路もひたすらお代わりの繰り返しである。

@復路の銘柄

 かなり酔っぱらった状態となり、19時30分くらいに五所川原駅に「到着した」体となり、観光列車は終了である。ふらふら状態で、ホテルに帰った。

@「到着」しました

■2026.3.15
 今日は、山形までの移動である。奥羽本線と陸羽西線を経由する旅程であるが、弘前から酒田まで「ロングシート地獄」になるのが玉に瑕である。件の切符は青い森鉄道なども乗車できるため東北本線経由に変えることも考えたが、東北本線もJR部分はロングシート地獄があるため、当初通りに移動することにした。

@岩木山は「傘をかぶっている」状態

 6時31分発の五能線で弘前に移動して、弘前からはロングシート車両でひたすら秋田に向かい、秋田からもひたすらロングシート車両で酒田に向かった。

@鳥海山も傘をかぶり気味

 14時03分に酒田に到着し、すぐの接続で乗り換えて、さらに余目で陸羽西線の快速列車に乗り換えた。
 往路と同様に、復路も最上川を眺めながらの移動である。

@また最上川

 15時01分、新庄に到着した。スーパーに行って夜食材を買い、16時14分発の列車に乗って山形に移動して、駅から歩いて数分の安ホテルに投宿した。

■2026.3.16
 山形からの復路としては、①奥羽本線で福島まで移動してそこから東北本線、②そのルートの途中の郡山から水郡線と常磐線、③同じく郡山から磐越東線と常磐線、などがあるが、東北本線はロングシート地獄になるし、水郡線や磐越東線は本数が少ないため、仙山線で仙台に行ってそこから常磐線で帰ることにした。

@仙山線経由で帰る

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