【大人鐡81】鹿児島市交通局「マグマやきいも電車」・南阿蘇鉄道「TRAIN BAR千本櫻」編

鉄旅(国内) ※観光列車も
マグマやきいも電車

■はじめに
 今回は、九州内で二つの食事付き観光列車に乗車してくる。鹿児島市交通局の「マグマやきいも電車」と、南阿蘇鉄道の「TRAIN BAR千本櫻」である。
 マグマやきいも電車は交通局が主催するものではなく、イベント業者が実施しているようである。以前「マグマ深海魚電車」の記事を見付けて気になっていたが、開催頻度が少ないことと、抽選倍率が高いためこれまで乗ることができなかった。2か月前に鹿児島でプチ移住した際に、桜島フェリーの中で今回のやきいも電車のポスターを見掛けて開催日を確認すると、ちょうど宮崎県でプチ移住する予定と重なっていた。ということで申し込んでみたところ、最初の抽選では外れてしまったが、キャンセルがあったようで復活当選を果たすことができた。やきいも4種が提供されて、価格は3,000円也。
 南阿蘇鉄道のTRAIN BAR千本櫻は、改造されて車内にカウンターバーが設置された車両で運行されるものである。料金は高森から立野までで1,500円(通常運賃+1,010円)であり、飲食は個別に支払う形式となっている。

■2026.2.11
 株主優待券を利用して延岡から移動してきて、鹿児島中央には11時57分に到着した。観光列車の受付は15時までにすればいいため、時間が余っている。ということで、伊集院まで移動してきた。

@伊集院駅

 駅の裏手にあった神社を参拝し、スーパーで夜用食材を買ったりしてから、13時55分発の各駅停車に乗って鹿児島中央に戻ってきた。
 集合場所である鹿児島市交通局まで移動すると、マグマやきいも電車はすでに係留線で待機していた。

@マグマやきいも電車

 交通局の建屋に入り、3,000円を支払って受付を済ませた。飲み物(お茶)を作り、しばし別の車両内で待機して、出発の5分前くらいに車内に案内された。席には、パンフレットやお皿などが置いてある状態である。

@自席

 この観光列車の特異なところとして、「車庫から出発する」という点がある。

 15時30分、司会役の鹿児島ローカルタレントの女性の掛け声と共に、列車は車庫を出発して行った。

 車内では、タレントのお姉さんによる案内が続いていった。この「マグマ」シリーズは人気が高く、今回も11倍の倍率であったという。
 さて、最初のやきいもは「安納芋」である。糖度40%ということで甘くてまったりしており、スプーンでクリームを掬うようにして頂いた。

@甘い

 各電停に停車していくが、待っている人はこちらの車内を珍しそうに覗き込んでくる。
 続いてのやきいもは「シルクスイート」である。こちらは、優しい感じの甘さであった。なお、安納芋は勢いで完食してしまったが、この調子で4種類完食したのでは夕食が入らなくなってしまうため、1/4くらいを食べてあとは持ち帰ることにした。

@やきいも本来のイメージに近い

 なおテーブルの各所には、味変用の調味料が置いてある。これは味の素やキューピーとの協力によるもので、マヨネーズやタルタルソースが自由に使えるようになっていた。

@味変

 続いては「種子島ゴールド」である。外見は普通の芋であるが、中を割ると紫色の実となっている。なお「ゴールド」の所以は、生の状態での外見に因るという。

@紫芋

 各電停で珍しそうに眺められつつ、鹿児島駅前に到着した。ここで、しばしトイレ休憩となる。私はトイレには行かないが、撮影のために下車した。

@休憩中

 折り返し出発し、最後のやきいもは「紅はるか」である。安納芋を超える糖度50%ということであったが、私的には安納芋の方が甘かった気がする(個体差かもしれない)。

@最後の一品

 車内ではクイズ大会が開かれ、3問全部正解すると粗品がもらえるが、残念ながら私は2問だけの正解であった。なおクイズに関連して鹿児島市外から来ている人などについて訊かれたが、県外から来ていたのは私だけであった。
 最後に、「マグニョンダンス」の振り付けを全員で行い、16時45分頃に車庫に戻ってきて終了である。

@車庫に入る

 その後は鹿児島中央駅まで移動して、プチ移住として滞在している延岡を目指して帰るだけである。

@桜島を見ながら

■2026.2.14
 高千穂バスセンターから「あそちほ号」に乗り高森までやって来たが、そこでは下車せずに、1つ先の「高森湧水トンネル公園入口」バス停で下車した。すぐ近くにはバス停名となっているトンネルがあるが、これは高千穂方面への未成線跡である(工事中に大量の水が出てしまい、建設が中断されたもの)。

@公園入口

 歩いて駅に向かったが、この時点でまだ10時40分くらいであり、観光列車の出発時間(11時06分)までまだ時間がある。
 窓口付近の売店を見てみると、バカでかいクッキーが150円と激安である。理由は、賞味期限が明日までであるとのこと。明日まで売れなくて廃棄になってはもったいないため、甘いものは要らないが買ってみることにした。

@SDGsですかね

 駅構内には漫画家による色紙が大量にあり、漫画好きとしては楽しい場所である。ホーム上には出発に備えたサニー号がいて、インバウンド客もいて結構賑わっていた。

@定期列車

 サニー号が出発してから、窓口に向かって切符を購入した。先述した通り、運賃込みで1,500円である。

@切符

 ホームで待っていると、千本櫻号が入線してきた。背後にある山脈と相まって、いかにも阿蘇という雰囲気である。

@千本櫻号

 車両内にはバーカウンターが設置されており、案内役(歌も歌う)の方がいて、そして今日は酒蔵の社長も同乗しているという。運転手も含めて係員は3人いることになるが、なんと、乗客はまたしても私1人だけであった(延岡から高千穂も、高千穂から高森も1人であったのに)。

@咳をしても一人

 定刻に出発したが、私だけのために観光案内をしていただくのが申し訳ない感じである。
 最初の停車駅は、見晴台である。午後の紅茶のCMで使用されたことがある駅であり、駅の自販機はすべて午後の紅茶である。3分停車ということで、下車してみた。

@初の途中下車

 同駅を出発すると、カウンターの営業開始である。当初は「お昼だから、カクテルでも軽く1杯飲むか」と思っていたが、乗客が私だけで作り酒屋の社長が同乗しているのでは、日本酒を頼まないわけにはいかない。ということで、原酒(500円)を呑むことにした。案内役の社員による、生歌(ギター伴奏付き)を聞きながら。

@日本酒

 すきっ腹に酒だけでは…と思ったが、先ほど買ったクッキーを思い出したので、それをつまみながら酒をすすった。
 しばらくすると、左右に湧水が見えて来た。ここでの車内案内は、運転手であった。
 右手には雄大な阿蘇の山々があり、野焼きをしている様子が見て取れる。

@少し曇って来た

 各駅では、駅で店を営業している人たちがお見送りをしてくれている。いかんせん、乗客は私だけなので申し訳ない感じである。
 長陽駅では5分停車するということで、店の人が歌を歌ったりしての大歓迎であったが、いかんせん乗客は私だけであり…。

@盛り上げ中

 最後の見どころは、震災後に新しくなった第一白川橋梁である。震災後にこの橋梁が不通になっていたため、長期間に渡って運航が再開されなかった。ここでも、運転手による案内があった。

@橋梁

 橋を渡り切り、左手にダムを見て、立野橋梁を通り、立野には11時56分に到着した。ここで、観光列車は終了である。
 これから高森に戻るが、立野駅から高森駅に行くバスに乗ることも考えたが、あそちほ号の西栃木バス停まで40分ほど歩くことにした(阿蘇散策をしたいため)。
 駅を出てしばらくすると、先ほど通った立野橋梁が見えて来た。

@豪快

 その後も、バス停に向けて歩き続けた。右手には壮大な渓谷が続いているが、高所恐怖症の気がある私としては、少し罰ゲーム的な感じである。歩道は少し怖いので、車が少ないこともあって車道を歩き続けた。

@怖い

 バス停からあそちほ号に乗る、熊本への浮気旅は終了である(宮崎県でのプチ移住に戻る)。

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