ダブルバガー

FIRE生活 ※投資話も
倍増

■好調な株価を背景に

 購入した株の価格が倍になることを「ダブルバガー」(10倍になることを「テンバガー」)と言う。投資信託を含めて、投資全般で用いられているようである。

 関税ショックの回避もあり、私の資産も好調である。ふと投資信託の1銘柄を見てみると、評価損益が100%を超えていた。つまり、ダブルバガーである。

 個人的には、なんとかバガーという言葉は期間が1年から2年くらいで達成したものを言うような気がしており、5年ではあまり実感がないが、いずれにしても倍、である。

 以前少し書いたが、私が投資を始めたのは2006年(ただし個別株ばかりで失敗の連続)、あれこれ勉強をして投資信託を開始したのが2016年、そして所謂オルカン系の積み立てを開始したのが2020年である。今回、倍になったのは、まさにそれである。

 しかし、今回の記事は「倍になりました」という単なる報告ではない。要するに、いつもの論調であるが、この結果は「市場に居続けたから」(握力強めにホールドし続けたから)なのである。

 具体的な数字を見ていきたい。上述した通りオルカン系を開始したのは2020年であるが、ご存じの通りこの年はコロナショックがあった年である。しかも、私が積み立てを開始したのが同年の2月、まさに「これからコロナ」というタイミングであった。

 この頃は毎月20万円を積み立てており、そのうち12万円が当該投資信託であった。以下が、毎月の積み立て状況である。

 12万円ずつ積み立てているが、株価の下がった4月などは、それが32万円以下にまで落ちてしまっている(投資額は36万円であるから、あっという間に4万円以上のマイナス)「NISA損切り民」ではないが、今年の年初に一括投資して4月以降のトランプショックで投げ売りした人のように、私がこの時点で諦めていた可能性もある。しかし、もしこの時点で私が市場から逃げていたら、今の状況(総額468万円の投資が倍になった)は、無かったのである。逆に言えば、コロナがあったからこそ安く積み立てられる時期があった、とも言えるのである。

 また、積み立て投資であったため、同年の6月にはすでにプラスに持ち直していた(株価が下がった3~5月に投資できていたため)。ドルコスト平均法の効果についても、この表から読み取れる

 やはり、狼狽売りを我慢して、握力強め・市場に居続けることが、何より大事なのである。退職したため、当該投資信託の積み立ては停止しており今は放置しているだけであるが、とにかく、売らないことが重要である。

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